猫も罹るフィラリア感染症
フィラリア症はフィラリア(犬糸状虫:Dirofilaria immitis)が感染することによって起きます。犬の病気と思われがちですが、フィラリアは猫にも感染して猫のフィラリア症を引き起こしてしまいます。
猫10匹中1匹に感染していると言われていて、猫のフィラリア予防を3年していなかったとすると、外飼い(屋外飼育)されているなら90%の猫がフィラリアに感染していると考えて間違いありません。
もし猫がフィラリアに感染してしまったなら、寿命が5〜6年と短くなってしまいます。犬と比べると猫の心臓は小さいので、フィラリアに感染してしまうと症状が重症化する傾向にあります。
フィラリアは、蚊がフィラリアに感染した動物の吸血をすることによってミクロフィラリア(mf : L1幼虫)が蚊の体内に入ります。
ミクロフィラリアは蚊の体内で L1幼虫 → L2幼虫 → L3幼虫へと成長し、蚊が別な動物の吸血をすることによって、L3幼虫がその動物の体内に入ります。
その後、皮下組織や筋肉内で L3幼虫 → L4幼虫 → L5幼虫まで発育すると、心臓の右心房と肺動脈に移行して寄生し成虫となります。
動画だと猫のフィラリア感染症について簡単に学ぶことができますよ。
猫は蚊に刺されても大丈夫?
「猫が蚊に刺さちゃったけど・・・、たぶん大丈夫でしょう」
なんて思っていませんか?
猫のフィラリア症は犬のフィラリア症ほどメジャーな病気ではありませんが、猫もフィラリアに感染しフィラリア症を発症する可能性があることは否定できません。屋外飼育の外猫は虫に刺される機会が多い分、フィラリアに感染する機会も増えてきます。
犬糸状虫なのに猫に感染。不思議な気もするかもしれませんね。どうやって猫にフィラリアが感染するのでしょうか。実は猫がフィラリアに感染する原因と感染のしくみは犬のフィラリアと同じなんです。
蚊の♂は♀と違って吸血をすることはありませんが、♀は卵を発達させるために必要なタンパク質を得るため、哺乳類や鳥類から吸血します。
血を吸う際に針を皮膚を突き刺し、吸血を容易にするため、タンパク質など様々な生理活性物質を含んだ唾液を吸血する動物に注入します。その後吸血を始めますが、この注入した唾液がアレルギー反応を引き起こすので痒みを伴います。
猫も蚊の吸血される対象となるのです。
被毛に覆われているので蚊が刺す箇所が限定されてしまいそうですが、写真のように、毛が深くないところから吸血されてしまいます。猫が蚊に刺されたとしても、吸血した蚊がフィラリア症の原因となるミクロフィラリアを持っていなければ猫は感染することも無く、ただ刺された箇所が痒いだけに終わるでしょう。
だからと言って安心はできません。
フィラリアに感染している犬や猫がどこかにいると、その血を吸った蚊も存在することになりますし、その蚊がどこから飛んで来るかもわかりません。
屋外飼育されている猫や外に出る機会の多い猫ほど蚊に吸血される機会は多くなりますし、室内で飼育されている猫であってもフィラリアに感染する可能性は十分にあります。
猫のフィラリアは犬糸状虫症の犬から猫に感染するの?
猫のフィラリアは、フィラリアに感染した犬もしくは猫の血を吸った蚊に吸血されることによって感染します。
フィラリアの一種である犬糸条虫は、成虫なら体長が12〜30cmある白く細長い寄生虫で、フィラリアの幼虫であるミクロフィラリア;mf(L3幼虫)を保有した蚊(トウゴウヤブカ、コガタアカイエカ、ヒトスジシマカなど)が猫の吸血をすることで感染します。
フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)は5段階(L1 → L2 → L3 → L4 → L5)の発育過程を経て成虫となりますが、
フィラリア成虫になるためには、媒介者となる蚊の体内で2週間程度かけて脱皮・成長し、L1から感染幼虫であるL3となる必要があります。
雌のフィラリア成虫が宿主である犬や猫の体内で雄と交尾すると、ミクロフィラリアと呼ばれるL1幼虫を血液中に産み出します。このミクロフィラリア(L1幼虫)は犬や猫の体内では成長できないので、血液中を回って蚊に吸われるのを待ちます。
蚊に吸われたミクロフィラリア(L1幼虫)は蚊の体内で二度脱皮してL3幼虫へと成長し、この蚊が他の猫を刺すことで、刺された猫はミクロフィラリア(L3幼虫)に感染します。
猫の体内に侵入したミクロフィラリア(L3幼虫)は皮下組織や筋肉の中で2〜3ヶ月かけて L5幼虫へと成長し、最終的には肺動脈や心臓の右心系に移行して寄生します。そこでさらに成長を続けて3〜4ヵ月後に成虫となります。
次をご覧いただくと、もっと分かりやすいかと思います。
フィラリアのライフサイクル(生活環)
1:フィラリアに感染した犬の体内で、フィラリアの成虫がミクロフィラリア(L1幼虫)を産み、ミクロフィラリア(L1幼虫)が犬の血管内を浮遊するようになる。
2:蚊がフィラリアに感染した犬を吸血すると、犬の血管内にいたミクロフィラリア(L1幼虫)が蚊の体内に侵入する。
3:ミクロフィラリア(L1幼虫)は蚊の体内で10日〜14日で成長・発育し、L2幼虫を経て感染能力を持った感染幼虫(L3幼虫)となる。
4:ミクロフィラリア(L3幼虫)は蚊の口吻へ移行し、次の吸血まで待機する。吸血によって唾液と共にフィラリア未感染の猫の体内へ入る。
5:猫の体内に入ったミクロフィラリア(L3幼虫)は、皮下組織や筋肉内で数か月かけてL4幼虫を経てL5幼虫となり、、血管内に入る。
6:ミクロフィラリア(L5幼虫)は心臓や肺動脈へ移動し、そこへ寄生してフィラリア成虫となり、雌は雄と交尾をしてミクロフィラリア(L1幼虫)を産生する。
猫にフィラリアが寄生したらどんな症状が出るの?
猫のフィラリア症で見られるのは次のような症状です。
咳 呼吸困難 食欲不振 体重減少 失神
疲れやすい 失明 嘔吐 下痢 頻脈
嗜眠 腹水貯留 血尿 突然死 痙攣
後大静脈症候群(VCS;vena caval syndrome)
色んな症状がありますよね。
犬のように特徴的な症状が出ず、フィラリアに感染していても症状の出ない猫もいますが、猫はフィラリアの本来の宿主ではないので犬と違いわずか一匹のフィラリアの寄生でも致命的な影響が出ることもあります。
猫は心臓に寄生した犬フィラリア成虫を、独自の免疫作用で殺してしまい、その死骸が血管に詰まってしまう、もしくは死骸から出た有害物質によって激しいアレルギー反応(アナフィラキシ―・ショック)を起こすことによって突然死します。
猫のフィラリア症は診断が難しいのです。
咳や呼吸困難などの呼吸器症状だと、喘息やアレルギー性気管支炎と誤診されることもあります。猫のフィラリア症は他の病気と区別し辛いのが特徴なんです。
また、犬の場合はフィラリアに感染しても症状が現れるのは多くは数年後ですが、猫の場合はフィラリアに感染して心臓に寄生し始めるとすぐに状態が悪くなります。
フィラリアに感染した猫の症状
感染初期
フィラリアに感染してから3〜4ヵ月後の、フィラリアが肺動脈に到達した時期の症状は、肺動脈に寄生するフィラリア虫体やフィラリアの分泌物によって血管や肺動脈に炎症が起こることで生じます。
感染初期の症状として、咳や呼吸困難など「HARD;Heartworm Associated Respiratory Disease=犬糸状虫随伴呼吸器疾患」と呼ばれる慢性の呼吸器症状が現れるほか、嘔吐や下痢も見られることもあります。
慢性化してくると咳のほかに、食欲低下や嗜眠(眠っていることが多くなる)、体重の減少といった症状が現れる猫もいますが、目立った症状の見られない無症状の猫もいます。
感染後期
感染後期はフィラリアの成虫が死滅する時期で、死滅時期とも言います。ちなみに、フィラリア成虫の寿命は5年前後です。
発症すれば非常に重く、急激に肺障害が進んで突然死するケースがあります。
重い症状は、肺動脈で死滅したフィラリアの虫体に対して、猫の体が急激なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起したり、死滅したフィラリアの虫体が肺動脈に詰まったりすることで発生します。
その結果として、肺動脈に炎症や塞栓症が起こり、その多くが急性肺障害に移行して、突然の呼吸困難や虚脱により突然死を招いてしまいます。なお、この症状はたった1匹のフィラリアに対しても発生する可能性があります。
急性期
急性期は、痙攣や失神などの神経症状が表れるほか急激な食欲不振、呼吸困難、血圧低下、粘膜蒼白、貧血、心不全、血尿、肝腎機能障害、右心の心雑音、播種性血管内凝固;DIC、衰弱と言った急性フィラリア症が見られます。
急性フィラリア症は後大静脈症候群(VCS;vena caval syndrome)と呼ばれる慢性フィラリア症に併発する重篤な疾患です。フィラリアが本来の寄生部位である右心室から後大静脈という太い血管に移動した状態で、これはある日突然やってきます。
急に呼吸が苦しくなり立てなくなったり、赤血球が破壊されるため血色素尿というワインのような赤い尿が出ます。VCSに陥ると早い猫では数時間で死亡します。
猫のフィラリア検査と感染の診断方法は?
フィラリア(犬糸状虫)の本来の宿主はイヌ科動物です。
猫は宿主ではないので、フィラリアが感染してしまっても、フィラリアの寄生数が少なかったり、フィラリア幼虫が成長しにくかったり、フィラリア成虫がミクロフィラリアを産まなかったりもします。
なので、フィラリア検査を行っても検出率が低くて診断が難しいのです。
猫のフィラリア感染が怖いのは、たった数匹のフィラリアが寄生したことによって、猫が突然死したりすることがあるからです。
犬の場合、フィラリアにとっての本来の宿主ですから犬に多数寄生しますし、血液中にはミクロフィラリアが産み出されますから、フィラリア予防薬を投与する前には必ずフィラリア検査をします。
猫の場合は、フィラリアに感染してもフィラリアの寄生数が少なく、抗原検査や血液中のミクロフィラリを検査しても検知し難いんです。
猫にフィラリア予防薬を投与する前のフィラリア検査は必須ではありません。
フィラリア検査をしたとして、検査結果が陰性であったとしても、必ずしもフィラリアに感染していないとは言い切れません。
それでも、猫のフィラリアを検査するなら、血液検査やレントゲン、エコー検査を組み合わせるなどをして調べるしかありません。
しかし、これでもやはり検出率は低いです。
血液検査
フィラリア抗原検査
抗原となる雌のフィラリア成虫の分泌物に反応します。
未成熟のフィラリアだと分泌物の量が少ないので抗原検査では検出ができません。雄のフィラリアのみの寄生であったり、ミクロフィラリアのみの寄生である場合は検査結果が陰性となります。
ミクロフィラリア検査
採取した血液をスライドガラスに薄く伸ばし、顕微鏡で血液中のミクロフィラリア探します。猫はフィラリアに感染していても、血液中にミクロフィラリアが出てくることがまれであるため、検出率はとても低いです。
抗体検査
体内に侵入してきたフィラリアの虫体に対する抗体価を調べます。
抗体価が高いとフィラリアに対する抗体がたくさん作られていると言えます。抗原検査と比べると検出率は高いのですが、L4後期のフィラリア幼虫、未成熟虫、フィラリア成虫のいずれの感染にも抗体価が上昇するので、フィラリアの成虫を有していなくても検出してしまうことになります。
X線撮影
レントゲンを撮ってもフィラリアを見つけることはできません。
猫がフィラリアに感染すると肺や気管支に障害が起こるので、軽い咳がしばらく続くと言った症状が見られます。
フィルムで見える肺や気管支、肺動脈の太さが、フィラリアに感染している可能性もあるのかな?という判断材料となりますが、肺炎、気管支炎や気管支喘息と誤診されることがよくあります。
画像引用元:アイビーペットクリニック
猫がフィラリアに感染したら治療法はあるの?
猫のフィラリア症に確実な治療法は確立されていません
現実的な治療方法は対症療法です。
猫の場合ではフィラリア成虫を駆除することは難しく、成虫駆除薬の安全性が十分ではありません。フィラリア成虫を体内で駆虫してしまうと、その屍骸が欠陥を詰まらせ宿主をも死にいたらせる危険性があるので、駆除するよりは、フィラリアの寄生による炎症や咳を抑えるため、ステロイド剤や気管支拡張剤の投与といった対症療法が中心に行われます。
対症療法
対症療法は症状に対する治療で、炎症や咳を抑えます。猫に咳などがみられる場合は強心剤、利尿剤、降圧剤などを投薬しますが、こちらの薬剤はフィラリアが消えても継続しなくてはならないケースが多いです。
猫が重度のフィラリア症に罹っている場合は、フィラリアの駆虫に成功しても心不全が残ってしまいます。また、肺の血管の蛇行と炎症から咳が消えない猫も多いです。猫のフィラリアは予防が簡単である反面、治療がかなり面倒なんです。
駆虫薬の投与
駆虫薬を投与してフィラリアの成虫を駆除すると、猫に寄生しているフィラリアの数や猫の状態によってはアナフィラキシーショックなどの合併症が出ることがあるので、駆虫薬の投与による治療は猫ではあまり行われません。
駆虫薬の投与によって駆除された、心臓内に寄生していたフィラリアは体外へ排出されることなく血管内を浮遊するので、死んだ虫が血管に詰まってしまうこともあります。
外科手術でフィラリアの除去
外科手術でフィラリアを除去する方法を外科的療法といい、これは大静脈症候群に陥った場合に適応されます。フィラリア成虫の摘出手術を行いますが、猫の体に負担を強いてしまいます。
画像引用:にほんまつ動物病院
フィラリア予防は猫にしなくても大丈夫?
「猫用のフィラリアの予防接種はあるの?」
「猫のフィラリアワクチンは毎月打つ必要がある?」
猫にフィラリア予防をしたいと考えている人はいろんな疑問をお持ちかと思います。
結論から申しますと、フィラリアワクチンはありません。
また、犬のフィラリア予防注射というのはありますが、猫用のフィラリア注射はありません。今のところ、猫のフィラリアを確実に予防するなら薬の投与となります。
「別にフィラリアの薬を使わなくても、蚊に刺されないようにすればいいだけの話では?」
と思ってしまいそうですが、蚊取り線香や虫除けスプレーだけの使用では、100%確実に蚊を寄せ付けないとは言い切れません。いくら虫除けをしていても、いつの間にか蚊に刺されていたってことがありますからね。
「飼っている猫は屋外へ出したことが無いから大丈夫なのでは?」との声もありそうですが、家の中に蚊が入ってくることも十分に考えられますので、部屋の中にいるからと言って、蚊に刺されないことはありません。
猫のフィラリア感染は非常に見つけにくく、見つかった時には手遅れなんです。
有効な治療法もありませんし、感染後の駆虫も危険性ばかり高くて有効ではないので難しいのです。フィラリアに感染してしまった猫の治療は対症療法くらいしかできません。
もし、猫のフィラリア感染を早期に発見することが出来、治療に上手く反応したとしても、猫は1年も生存できないそうです。
となると、やはり一番有効なのは予防なんですね。
フィラリア予防薬は月に一度の投与だけですから、予防薬を投与し忘れた、投与の間隔がかなり空いてしまったってことが無い限り、確実にフィラリア幼虫を駆除してくれます。
猫のフィラリア予防は何月頃から始めるの?
猫のフィラリア予防は蚊の活動が始まる春〜初夏から、蚊が見られなくなる時期の1カ月後までで、少なくとも12月まで予防する必要がありますが、蚊の活動期間は地域によって違ってきますから、投薬期間も違ってきます。
もし、すでにフィラリアに感染している猫に予防薬を投与した場合、重大な副作用が出てしまいます。場合によっては死亡してしまうこともあります。
フィラリアの予防薬と言っても、フィラリア薬は血液中に存在するミクロフィラリアが成長する前に駆除する駆虫薬なのです。
なので、フィラリア予防薬の投与が終了してから蚊に刺されてしまうと、フィラリアの感染は成立します。
「蚊がいなくなったから大丈夫だろう」と、10月の始め頃など早々に投薬を終了してしまうと、猫がフィラリアに感染するので注意しましょう。
猫のフィラリア薬はスポットタイプが6種類
猫のフィラリア予防薬といえば、定番の「レボリューション」、「ストロングホールド」、「ストロングホールドプラス」、「アドボケート」、「ブロードライン」ですよね。
経口タイプの印象が強いフィラリア予防薬ですが、経皮投与できる薬はこの5種類とジェネリックの「セラフォルテ」で、猫の経口薬は「ミルプラゾン」のみとなっています。
猫のフィラリア予防薬【定番品】
レボリューション 猫用 | レボリューション 子猫用 |
---|---|
体重 : 2.6 s 〜 7.5 s ※ 生後 8週齢以上
0.75ml × 3本/箱 セラメクチン 60mg/ml |
体重 : 〜 2.5 s ※ 生後 6週齢以上
0.25ml × 3本/箱 セラメクチン 60mg/ml |
ストロングホールド 猫用 | ストロングホールド 子猫用 |
体重 : 2.6 s 〜 7.5 s ※ 生後 8週齢以上
0.75ml × 6本/箱 セラメクチン 60mg/ml |
体重 : 〜 2.5 s ※ 生後 6週齢以上
0.25ml × 6本/箱 セラメクチン 60mg/ml |
アドボケート 4s以上の猫用 | アドボケート 子猫 4s未満の猫用 |
体重 : 4.0 s 〜 ※ 生後 9週齢以上
0.8mL x 3本/箱 本品0.8mL中 イミダクロプリド 80mg +モキシデクチン 8mg/0.8ml |
体重 : 〜 4.0 s ※ 生後 9週齢以上
0.4mL x 3本/箱 本品0.4mL中 イミダクロプリド 40mg +モキシデクチン 4mg/0.4ml |
ブロードライン 猫用 2.5〜7.5kg | ブロードライン 猫用 2.5kg未満 |
体重 : 2.5 s 〜 7.5 s ※ 生後 8週齢以上
0.9ml × 3本/箱 1mL中あたり フィプロニル 83.0mg +(S)-メトプレン 100.0mg +プラジクアンテル 83.0 mg +エプリノメクチン 4.0 mg |
体重 : 〜 2.5 s ※ 生後 8週齢以上
0.3ml × 3本/箱 1mL中あたり フィプロニル 83.0mg +(S)-メトプレン 100.0mg +プラジクアンテル 83.0 mg +エプリノメクチン 4.0 mg |
0.25ml×3本/箱 |
0.5ml×3本/箱 |
1ml×3本/箱 |
「レボリューション」、「ストロングホールド」、「アドボケート」はフィラリア以外にノミや耳ダニ、回虫といった寄生虫を駆除してくれるので、オールインワンタイプの薬と言えますね。+αでマダニの駆除もできる「ストロングホールドプラス」が登場しましたよ。
「ブロードライン」はマダニや条虫も駆除できるので、他の3者とはまた違った特徴があります。いずれのフィラリア薬も体の内側と外側の寄生虫対策ができますよ。
動画をご覧いただくと、経皮投与された薬がどのような作用機序でフィラリアを始めとする寄生虫を駆除するのかがお分かりになるかと思います。