愛犬の老いを、見た目や動作の緩慢さなど老化現象で感じ始めたとき
太くて立派なヒゲの中に白みを帯びたヒゲが混じり始め、ツヤ立っていた毛並みもところどころボソボソで、キューティクルが剥げてきている。かつては凛としていた佇まいも自信なさげで控え目になってきた・・・。
自分の傍でくつろいでいる愛犬を見ていて感じる老い。「後どれくらい一緒にいられるのだろうか」、一抹の寂しさを感じずにはいられません。
うちの子として我が家にやって来た頃を思い返すといろいろありましたよね。やんちゃで手が付けられないと行く末を案じたり、トイレ以外の場所で粗相をしたり、お転婆すぎて怪我をしたりと、心配事と新鮮な出来事に欠かない毎日だったなぁと。
犬のしつけ方を学んでトレーニングしても、なかなか覚えてくれないから自分の手技が悪いのかとブルーな気持ちになってしまったりと、良いも悪いも全てが懐かしい思い出です。
そんな我が子が今ではもうあの頃の若さや元気をどこかへ置いてきてしまったかのように大人しくなり、見た目や緩慢になってきた動作で老いてきているのが分かります。「いつまでも健康で長生きして欲しい」そう願っていても、愛犬はあっという間に自分の年齢を早々と追い越していきます。
例えば、人で10歳だとまだまだ子供ですが、犬の10歳は違います。人の年齢に当てはめると、小型犬だと50代後半、中型犬だと60代前半でどちらもアラカン(アラウンド還暦)です。しかし、大型犬となると75歳で高齢のお年寄りになります。