インターセプターは条虫も駆除できる犬用のフィラリア予防薬です
品名 : インターセプター (Interceptor)
メーカー : ノバルティス
内容量 : 6錠
成分 : ミルベマイシン、プラジクアンテル
対象動物 : 犬
効果 : フィラリア、回虫、鉤虫、鞭虫、瓜実条虫、エキノコックスの駆除
インターセプターは条虫も駆除できるチュアブルタイプのフィラリア予防薬なんですが、フィラリア予防薬と言われるのはフィラリアをメインに考えているからでもあるのです。
インターセプターが駆除できる寄生虫は線虫類(犬糸状虫、回虫、鞭虫、鉤虫)と条虫類(瓜実条虫、多包条虫)で、フィラリア以外の寄生虫はどれも腸管内に寄生する虫ですよね。腸管内寄生虫を軸に考えるとインターセプターは虫下しであり、別な言い方をするなら“フィラリアも駆除できる虫下し”ともいえるでしょう。
エキノコックス(多包条虫:Echinococcus multilocularis)をご存知ですか?
多包条虫はイヌ科動物の小腸上部に寄生します。
かつては日本だと北海道にしか存在していないとされていましたが、埼玉県や愛知県で捕獲された犬のフンからエキノコックスの虫卵が見つかったとの報告もありますので、日本全国どこに住んでいてもエキノコックス(多包条虫)に感染する可能性があると理解されておくといいでしょう。
多包条虫の終宿主は犬やキタキツネなどのイヌ科動物です。終宿主だと感染しても症状がほとんど現れません。見られても消化器症状くらいのものです。多包条虫の宿主ですから、寄生生活を送るのに宿主がダメージを受けて死んでしまっては困りますからね。
多包条虫とイヌ科動物を結びつけるのが中間宿主で、野ネズミなどのげっ歯類が主要な媒介者です。多包条虫に感染した終宿主の糞の中には虫卵が入っています。虫卵が外界にばらまかれることで環境が汚染され、何らかの形で中間宿主が虫卵を経口摂取することで多包条虫に感染してしまいます。
中間宿主を新たな終宿主が摂取することで、その個体が多包条虫に感染してしまうといった感染サイクルが出来ているのです。人は野ネズミと同じ中間宿主です。人が多包条虫に感染するきっかけとなるのが、虫卵で汚染された水や食べ物を口にしたりすることです。虫卵の経口摂取ですね。
また、多包条虫に感染している犬に触れるなどして犬の体に付いた虫卵が口に入ったりすることでも感染してしまいます。ネズミ → 人といった中間宿主同士の感染は成立しません。人が多包条虫に感染してしまうと、終宿主と違い症状が重くなります。
症状が重くなるといっても症状が直ぐ現れない・見られないのが厄介なところで、数年〜十数年も無症状のままなのです。潜伏期がとても長いのは多包条虫の成長が遅いからなんですね。多包条虫に感染した90%強の人が肝臓に寄生されています。
肝臓が腫れる(肝臓腫大)、胆管が詰まる閉塞)、肝臓がんや肝硬変に似た症状が現れるなんてこともあるので、ほんと怖い寄生虫なのですよ。これを知ると野外で安易に野生動物に触れたりしようと思わなくなりますよね。
飼い犬もいつ何がきっかけで多包条虫に感染するかわかりません。
外で犬が拾い食いして病気になることもありますから、犬があちこち嗅ぎまわる・舐めるなどしていると寄生虫にも容易に感染してしまいます。そうならないよう常日頃から犬に駆虫効果の高い薬を飲ませ、寄生虫の予防と駆除に努めておく方がいいと思いませんか?
インターセプターはノバルティス社から犬用が販売されています。
猫用をお求めの場合はミルベマックスをお選びください。
こちらもノバルティス社の薬です。
インターセプターチュアブル超小型犬用を購入する場合の金額です。
箱数 | 単価(1箱あたり) | 金額 |
---|---|---|
1箱 | 6,197円 | 6,197円 |
2箱 | 5,600円 | 11,200円 |
3箱 | 5,400円 | 16,200円 |
4箱 | 5,200円 | 20,800円 |
10箱 | 4,900円 | 49,000円 |
適応体重 |
価格 |
内容量 |
購入 |
---|---|---|---|
〜 4kg |
6,197円 |
6 錠 |
|
4kg 〜 11kg |
7,180円 |
6 錠 |
|
11kg 〜 22kg |
7,880円 |
6 錠 |
|
22kg 〜 45kg |
8,980円 |
6 錠 |
インターセプター使用上の注意