子犬 薬 飲まない

内容量 ： 5 g
価格 ： 2,785円

 

 

パナクールオーラルペーストは面白い薬です。

 

 

面白いというのはペースト状になった薬剤の入っている容器がシリンジ状で、薬を犬や猫に投与するときに必要量をシリンジの目盛りを参考に押し出すことが出来るという点です。

 

 

これならペーストを指先なりスプーンなりに取り出してから犬や猫の口に入れることをしなくて済みますからね。苦くないので直接舐めさせたり、フードと一緒に混ぜて与えることもできるので、嫌がられずに投薬することができます。

 

 

パナクールオーラルペーストは、回虫類、鉤虫、鞭虫、有鉤虫類、肺虫（フィラロイデス属）などの線虫類や条虫類、ジアルジア属の原虫に感染している犬や猫の駆虫に使われます。

 

 

成分のフェンベンダゾールが原虫に効くので、エンセファリトゾーン・カニキュリ（Encephalitozoon cuniculi）という原虫が寄生することによって引き起こされるウサギのエンセファリトゾーン症の治療にも使われています。

 

 

ウサギがこの原虫に寄生されると脳に炎症が起こり、クルクルと回転する旋回（ローリング）や斜頸、眼振などの中枢神経が障害されることによる症状が見られます。

 

 

また、ヘルマンリクガメ、リクガメ、の蟯虫（ぎょうちゅう）や回虫の駆除にも使われていますよ。つかまえた野生の亀を飼っていたら糞の中に大量の蟯虫が出てた、なんて話は少なくありませんから。

 

 

ウサギやカメといったエキゾチックアニマルにも使えるのがいいですよね。

 

 

フェンベンダゾールを成分とする薬には、このパナクールオーラルペーストとは別にパラゾール犬猫用経口液もありますから、液剤かペースト状の薬どちらかを選べばいいのか悩ましいのですが、食べさせやすい・与えやすい方を選ぶといいでしょう。

 

 

余談ですが、このパナクールオーラルペーストを飲んで（舐めて）ガンが治ったという男性がアメリカにいます。なんでもフェンベンダゾールががん細胞を叩いた（殺した）からとのこと（パラゾール犬猫用経口液のページ下部に記事を載せています）。

 

 

飼っている犬の腫瘍の改善を期待してパナクールオーラルペーストを購入される飼い主さんもおられます。うちの犬は骨肉腫で亡くなってしまいましたが、もしこの薬を試してみたら少しは違った結果になっていたのかなぁ、と“たられば”の想像をしてしまいます。

 

 

フェンベンダゾールに関する参考HP
「Fenbendazole (PanacurR) for Dogs and Cats」

 

 

内容量 ： 5 g
価格 ： 2,785円