コンフォティスプラスはパノラミスと全く同じ薬です
品名 : コンフォティスプラス (Comfortis Plus)
メーカー : エランコ
内容量 : 6錠
成分 : スピノサド、ミルベマイシンオキシム
対象動物 : 犬
効果 : ノミ、マダニ、フィラリア、回虫、鉤虫、鞭虫の駆除
コンフォティスプラスはパノラミスと全く同じ薬なんですが、ご存知でしたか?
パノラミスの方が先に販売されていましたが、2018年4月26日現在、ネットで買えるパノラミスで購入できないタイプ(体重別)がでてきています。今後はコンフォティスプラスがパノラミスに置き換わるのかもしれませんね。
【2018年5月23日追記】その後、パノラミスは販売終了となってしまいました。
パノラミスと同じく、コンフォティスプラスはエランコ社が出しているフィラリア予防薬でもありますが、パノラミス同様、駆虫できる寄生虫の数が多いんです。
回虫、鉤虫、鞭虫、犬糸状虫といった体内寄生虫だけでなく、ノミやマダニなどの体表に寄生する虫を駆除することができるので、アドボケートやレボリューション(=ストロングホールド)と似ています。
コンフォティスプラスがこれらの薬と違うのはマダニを駆除できる、薬が外用の液状タイプでなく錠剤である、ミミダニは駆除できないということです。
コンフォティスプラスは、飲むタイプのノミダニ予防薬であるコンフォティスに線虫類に効くミルベマイシンオキシムがプラスされたものなので、コンフォティスプラスという名前となってます。
コンフォティスはノミダニ予防の薬としては珍しい食べる(錠剤)タイプの飲むノミ薬なので、皮膚に付けた薬液を犬が舐めてしまわないよう、服用させることでノミを予防・駆除できます。ノミを駆除する成分がスピノサドなのですが、塗布も服用も可能なんですね。
スピノサドは哺乳類の神経系には作用せず、昆虫の神経伝達系に働きかけることで効果を発揮します。とは言え、コンフォティスプラスを飲ませた犬に何ら悪影響を与えないとは言い切れません。スピノサドが胃や十二指腸に存在する消化管粘膜刺激受容体を刺激するため、コンフォティスプラスを飲ませた犬がまれに嘔吐や下痢をしたりします。
吐いてしまうということは薬も吐き出してしまうことになるので、これを防ぐ意味でも、コンフォティスプラスを与える時は犬に軽く食餌させるなどしてくださいね。パノラミスも同じことが言えます。コンフォティスプラスは便利な薬ですが、体重が 2.3kg未満の犬や 14週齢(生後 3.5か月)未満の仔犬に与えてはいけません。
コンフォティスプラスの類似品がネクスガードスペクトラです。
こちらも同じく食べさせるタイプのノミマダニ薬ですが、コンフォティスプラスと異なるのは成分と薬がお肉タイプであるということです。錠剤が苦手な子だとチュアブルタイプが口にしやすいのではないでしょうか。1箱に入っている数の多さではコンフォティスプラスに軍配が上がります。
コンフォティスプラス超小型犬用を購入する場合の金額です。
箱数 | 単価(1箱あたり) | 金額 |
---|---|---|
1箱 | 11,501円 | 11,501円 |
2箱 | 10,878円 | 21,756円 |
3箱 | 10,458円 | 31,374円 |
4箱 | 10,275円 | 41,100円 |
10箱 | 10,030円 | 100,300円 |
適応体重 |
価格 |
内容量 |
購入 |
---|---|---|---|
2.3kg 〜4.5kg |
11,501円 |
6 錠 |
|
4.5kg〜 9.0kg |
12,453円 |
6 錠 |
|
9.0kg〜 18.0kg |
13,087円 |
6 錠 |
|
18.0kg〜 27.0kg |
13,722円 |
6 錠 |
|
27.0kg〜 54.0kg |
14,674円 |
6 錠 |