飼い犬が散歩中に人を噛んでしまった
自分の飼い犬が誰彼かまわず噛んでしまうような犬なら、飼い主さんもそのことをわかっているので誰にも触れさせないように注意していますが、何の断りもなく勝手に犬に触ろうとする人がよくいます。
自分の犬に関心を持ったから触りたいと思ってくれている気持ちはありがたいのですが、不意に犬に近寄られると、飼い主とすれば冷や汗ものです。だって、勝手に触ろうとして犬が噛んでしまったら飼い主が責任を問われかねませんからね。
犬好きだか何だかわかりませんが、そんな人は迷惑に思いませんか?
飼い犬を散歩させていると、そのような機会も増えてきます。自分の犬に触ろうとする人にいちいち言うのも面倒なので、人を見かけたらそれとなく道を変えたりするのもありですが、それでもやはりあなどれません。
ある時、「犬が大好きだから」と言う人が寄って来て犬を触ってもいいか問うてきました。「この犬は噛みつくから危ない。止めてほしい」と答えても、相手は気にも留めません。で、案の定、犬は人を噛んでしまいました。
幸いにも、連れていた犬が小型犬であり、その時はそれほど強く噛まなかったことや、触ってきた人が犬に噛まれたことを気にしていなかったので事なきを得たのですが・・・。これで相手がうるさく言ってくるクレーマー気質な人だったらどうなっていたでしょうか。
こちらの注意も聞かず半ば強引に犬に触っておきながら、「犬に噛まれた。犬を処分しろ。治療費出せ。訴える」などとわめきたてます。まあ、その時は警察を呼ぶなりして必ず第三者を入れた方が賢明です。飼い犬が人を噛んでしまったことは否めませんけども、一対一だと不利になってしまいますからね。
どんな状況であれ、やはり自分の犬が噛みつく犬であるというのは飼い主の責任問題となります。残念ながら・・・。自分の犬を躾できていないからとなってしまうんです。理不尽で腑に落ちないですよね。では、どうすればいいのか?
話は簡単です。犬が人を噛まないように躾をする、ただこれだけです。家族を噛んでしまうのはまだいいとしても、他人を噛んでしまうのはダメです。躾けに自信がありませんか? 犬を厳しくするのが可哀想に思えますか? 犬の犬種や年齢を気にしていますか?
全く問題ありません。いくつになっても、どんな犬種であろうと躾の方法は同じです。異なるのはしつけをしようとする犬の性格と時間だけですから。あとは飼い主であるあなた自身の気持ち次第なんです。あなたの愛犬を守れるのは飼い主であるあなたしかいないのです。
「人を噛んでしまわないだろうか」などと思い悩むのはもう止めにしましょう。そんな思いをするために犬を飼い始めたのではありませんよね? 何かが原因であなたの犬が噛みつくようになってしまったのですから。
犬が人を噛むのはどんな時?噛む犬ならこんな時は飼い主も気をつけて