ノーリードの小型犬に噛みついた中型犬、悪いのはどっち?

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ノーリードの小型犬に噛みついたオンリードの中型犬

 

 

犬同士のトラブルで、実際に合った噛みつき事故の一例を紹介します。

 

 

ある人がテリア系の小型犬をノーリードで遊ばせていました。そこへ中型の和犬を連れた人が現れました。ノーリードのテリア犬は普段から気が強くどんな犬にも吠えかかり向かって行くほどで、その時も臆することなく和犬に真っ直ぐ向かって行きました。その結果、テリア犬は和犬に噛みつかれて大怪我をし、何度か動物病院へ通院するはめになりました。

 

 

さて、どちらが悪いでしょうか?

 

 

どう考えてもノーリードのテリア犬が悪いですよね? 正しくはノーリードで遊ばせていた飼い主です。和犬は噛みついてしまいましたが、ノーリードの犬が自分に吠えかかりながら向かってきたから返り討ちにしたのでしょう。

 

 

犬が喧嘩を始めるとなると、体が大きかったり、力が強い方が有利になってくるので体格や力の差が歴然な場合はどうしても相手よりデカい方が悪者にされがちです。しかしなぜ犬同士争うことになってしまったのか、それについて追及されるべきだと思います。

 

 

「自分よりも体の大きな中型犬に噛まれたテリア犬が可哀想・・・」

 

 

もしそう思ったなら、それは大間違いです。

 

 

ノーリードにすることは殆どすべての自治体で禁止されている行為ですから、条例違反を犯しておいて自分が被害者面するのは厚顔無恥も甚だしいことなんです。実はこのテリア犬の飼い主さんとは顔見知りで、この事故について本人から話を聞かされました。

 

噛まれた方の言い分としては
「(中型)犬を止めてくれればよかったのに。和犬は怖い」
とのことでしたが、聞いていた私は苦笑いです。

 

 

ノーリードにしていたことや、自分の飼い犬の性質・性格を分かっていない、
いつ何時他の犬や人と遭遇するか分からない危機感を感じられないんですね。

 

 

中型の和犬の飼い主からすると、突然ノーリードの犬が走り寄って来て自分の犬に喧嘩を売ってきた。一瞬のことなので、どうするか考える前に既に喧嘩が始まり自分の犬が小型犬を打ち負かしてしまった。しかも噛みついてしまった。甚だ迷惑だ。との気持ちでしょう。 

 

 

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犬がある程度の大きさになると、とっさの瞬発力が想像以上に強くて飼い主さえも力負けしてしまいますし、躾を入れている犬であっても本能が勝って応戦してしまうことだってあります。「大きな犬をしっかり躾しておかない飼い主が悪い」とは言えないと私は思います。

 

 

この犬同士のトラブルはどうすれば防げていたでしょうか?

 

 

@テリア犬の飼い主がノーリードにしなければよかった。
Aノーリードの犬が向って行っても、和犬は相手にしないように躾をされていればよかった。

 

ことになるのでしょうか。でも、やはり@が一番大事ですね。

 

 

体の大きさの大小にかかわらず、どの犬も飼い主が自分の愛犬をしっかり躾けると共に飼い主自身のマナーやモラルなど、犬を飼う上での意識を向上させなければなりません。犬種による犬の性質もありますが、結局はその犬の性格や飼われている環境(飼い主)で犬の個性が出来てきますからね。

 

 

犬をしっかり躾けることに対して「犬が可哀想」と思う人がいますが、犬を好き勝手にさせておくこと自体が可哀想なことなのです。

 

犬を飼っているものの、犬が可哀想だからと犬を好き放題にさせている飼い主さんは実は周りから陰で失笑されています。そんな人に何を言っても無駄ですし、揉めたくないので誰も何も言いません。

 

 

そのような飼い主はいつか自分の犬が何らかのトラブルに巻き込まれるなり、
何かしらが起きて後悔するまでは気がつくことが無いかもしれません。