子犬 甘噛み 直らない


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可愛い我が子だからこそ、子犬の頃からのしつけが大切

 

 

さあ、子犬がわが家にやって来た!
走ったり、眠ったり、もう、なにをしてもかわいいなぁ。

子犬 噛む 容赦なし

 

じゃれてきたから、一緒に遊ぼう…ガブッ!
イテテ、噛まれたけど、それすらかわいいなぁ。
噛まれても大したことないし、しつけするにはまだ早いか。

 

子犬も成長し、さらに体が大きくなったある日…ガブッ!!イテテテ…血が出た!こんなはずじゃ。。

 

 

子犬に噛まれても、小さいうちは平気だと甘くみて、そのままでいると、大きくなって噛まれたときに大変危険です。そのため、子犬のころからしっかりトレーニングていくことはとても大切です。

 

歯の生えかわり

 

歯が生え変わる時期には、歯がむずかゆくなって、家具の足などをかじってしまいます。犬用のガムや、噛むとおやつが出るおもちゃなど、いくつか試し、愛犬好みのものを与えるようにすれば、甘噛みで噛んでくることも予防できます。

 

社会化期

 

犬は生後3〜12週にふれあった生き物・ものに特別な愛着を持つようになる、社会化期という時期があります。とくに生後8〜12週になると、親や兄弟とじゃれつき遊びを始めます。

 

興奮がエスカレートして力加減を間違うと叱られ、よく出来たときは褒められるなどしてルールを身につけます。力加減や甘噛みをしたら叱られると覚えるので、遊びに熱中しすぎても、全力で噛みついてこなくなります。

 

社会化不足

 

ペットショップでは、子犬の性格形成のための社会化期より衛生面の配慮を優先するので、ショーケースの中で1頭で過ごすことがほとんどです。他の犬と触れ合う機会が少ないために自分が犬と認識できず、犬嫌いになってしまう子もいます。

 

チワワ 子犬 噛みつく

 

その後、新しい飼い主さんと暮らすことになっても、さまざまな人・音・刺激に過度に怯え、甘噛みでなく力いっぱい加減なく噛んでくるかもしれません。

 

もし、ご家族が日中不在で、ずっとケージでお留守番だったりすると、好奇心が満たされず、周りへの不安が募って、ささいなことにも怯えてしまうでしょう。

 

飼い主さんができる社会化トレーニング

 

社会化期に犬独自のルールを学ぶため、できるだけ親や兄弟犬と一緒に過ごすのが理想です。例えそれが叶わなくても手遅れではありません。気付いたときから始めれば、その時点から愛犬と飼い主さんの生活を改善できるからです。

 

 

まず、愛犬がこの先出会うであろう、あらゆる経験に慣れさせるよう心がけましょう。屋外では老若男女いろいろな人と触れ合わせる機会を作ってあげてください。車やバイク、自転車などに慣れておけば、いきなり突進して突っ走ることを防ぐことができます。

 

ほかにも、掃除機や洗濯機などの生活音を聞かせれば、成犬になっても怖がって吠えなくてすむでしょう。

 

ワクチンと社会化

 

子犬が病気に感染しないよう、ワクチン接種が終わるまで他の犬や動物と接触できません。ワクチンが終わって散歩できるようになるのは、社会化期を過ぎてからになってしまいます。

 

 

ワクチン終了前でも、飼い主さん以外の人や他の犬の存在を理解させたり、外の様々な刺激に触れる機会を設けるため、犬を抱っこしてできるだけ外に出してあげるとよいでしょう。

 

抱っこしてのお散歩は、飼い主さんと愛犬との距離が近く、より親密になれるかもしれません。また、子犬を抱いて歩いていると通りすがりの人々に「かわいい!」と声をかけられることで他人と触れ合うことができ、愛犬の社交性が高まります。

 

 

感染予防のためには、ほかの犬の散歩の時間帯は避けましょう。余裕があれば、犬の幼稚園のような衛生管理がしっかりされた場所で、犬同士ふれあう時間を作ってあげるのもいいですね。

 

群の順位付け

 

子犬が5〜6ヶ月になると群れの順位付けを行います。飼い主さんがリーダーとして認められるよう、特に意識して過ごしましょう。ご自分に自信がなくても「有能なリーダーだ!」と信じ込んで接するだけで不思議に行動がそうなっていき、愛犬も察知して従ってくれやすくなるはずです。

 

飼い主さんを「ご主人様」として尊敬すれば、犬はすべての選択を飼い主さんに委ね、自分が上に立とうとする攻撃性が減り、力任せに噛んでくるようなこともなくなるでしょう。

 

 

食事中、唸って本気で噛んでくる5か月の仔犬

 

 

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