飼い犬 脱走 人 噛んだ


スポンサードリンク

よく脱走する犬を飼う近所に住む飼い主は、犬を飼う上での常識がなかった

 

 

犬 脱走 保健所

 

近所に、飼い犬を時々脱走させる方がいました。
飼い主は高齢に差し掛かっている男性で、
犬は若めの日本犬でした。

 

 

自分の家では小型犬を飼っており、よくその家の前を散歩させていたのですが、いつもうちの犬に対して吠え付いていたことから嫌な予感があり、脱走させるたびに男性には軽く注意をしていました。

 

 

ですがいつも帰ってくる言葉は「元気が良くて玄関をすり抜けてしまう」との言い訳ばかりで、近所トラブルにもなりたくないのでそれ以上注意することはできませんでした。

 

 

ある日、いつもと同じように飼い犬の散歩をしていたところ、男性の犬が道路をうろついているのを発見しました。気づかれないように散歩コースを変えようと思ったのもつかの間、日本犬は猛然と飼い犬に向かって吠えながら突進してきました。

 

 

飼い犬を守ろうと無我夢中で抱き上げたところ、標的が無くなったせいか今度は私のふくらはぎに咬みついてきました。思わず叫び声をあげたところ、犬が口を放したため足を引きずりながら必死で自宅に引き返しました。眼の端に日本犬が男性宅の方面に向かっていくのが見えました。

 

 

自宅に戻り家族に一部始終を話し、父親がすぐに男性宅に言いに行ってくれましたが、「確かに今日脱走していたがうちの犬が咬んだという証拠はない。証拠をみせろ」の一点張り。あまりも許せない態度を取られたため、病院の診断書と貰った薬の明細書、咬まれた傷の写真を撮影し突き付けたところ、かかった医療費については渋々という形で払ってはもらえました。

 

 

こちらもそれ以上大事にするつもりはなかったため、この時は今後絶対に脱走させないように伝えたうえでいったん引き下がりました。

 

 

ですが一週間後、またその日本犬が路上にいるのを発見しました。人も咬んでいて、近くに子供たちが遊ぶ公園だってあるのに、これだけお願いしても繰り返す飼い主に堪忍袋の緒が切れ、その日に保健所に通報しました。

 

 

保健所に今までのいきさつを話したところ、すぐに色々と対応してもらえました。後から近所の方に聞いたところによると、飼い犬が人をかんだ場合はすぐに飼い主が役所に届出を出さなければならないそうです。男性はまったく届出を出していなかったため、かなり注意を受けたそうです。

 

 

また、狂犬病の鑑定も受けなければならないそうで、色々金がかかってしまったとぼやいていたそうです。保健所の指導もあったせいか、その後日本犬が脱走している姿は見かけなくなりました。どうも脱走するときは散歩に行く前に飛び出すのが原因だったらしく、家のなかでリードをつけるようにしたらしいです。

 

 

このことがあって以来、その家の前を通らないようお散歩コースを変えました。もし自分のふくらはぎではなくて、小さな子供が咬まれていたらと今でもゾッとします。

 

 

犬を飼う方は、責任をもって他人に迷惑をかけないように飼っていただきたいと、同じ犬の飼い主として心から思う出来事でした。

 

 

関連ページ

シーズー
最近よく大型犬が人を噛むニュースが流れていますが、それは大型犬に限ったことではありません。それよりも危険が少ないと思われているからなのか、しつけの出来ていない小型犬が多く、2回ほど噛まれた経験があります。飼い主は愛犬のしつけや管理をしっかり行い、接する人間もきちんと状況を確認することが大切ではないでしょうか。
柴犬
ある特定の犬種が人を噛むなど事故を起こすと、噛んだ犬が大きければ大きいほど賑やかに騒ぎ立てられます。しかし、犬が小さいと騒ぎの輪はそれほど広がらず、当事者同士だけで終わってしまうことがあります。この一件は柴犬が人を噛み、しかも飼い主が逃げてしまった話です。被害者は柴犬の初老の飼い主が逃げたという行為が許せないと怒り心頭です。
マルチーズ
マルチーズはいわゆる昔ながらのお座敷犬です。見た目は大人しそうで性格も控えめ、か弱くて守ってあげなきゃと思えるイメージが強い犬種ですが、性格や気質にはもちろん個体差があります。噛まれたことがある方ならわかると思いますが、マルチーズでも噛む力は強いんです。小型といえど犬ですからね。家に人がやって来て、興奮したなら噛む力もより一層強くなるので怪我することは避けられません。来客を犬が噛んでしまった時は、相手の怪我を直接見てあげてください。結構深かったりしますから。
トイプードル
お姑さんと仲良くやってるお嫁さんは全体の何パーセントくらいおられるのでしょうか。本人にとっては気にも留めないことでも、相手からするとストレスになりかねません。犬の存在だってそう。躾もろくにされていない犬を好き勝手させられるとイライラが募ってきます。お姑さんの飼っている犬に噛まれた女性が、姑に犬のしつけをさせたいけど言えないもどかしさを語ってくれました。
チワワ
小さく愛らしい印象の強いチワワですが、攻撃的な犬種の代表格で1位の座にいます。見かけによらず強気で勇猛果敢、たとえ相手が大きな犬だろうと向かって行くことすらあります。小さいのに頼もしい、残念ながらそう思えるのは飼い主さんだけで、チワワを飼っていない側からすれば、その性格を知らないとただの世間知らずな小型犬です。飼主さんが甘やかせたばかりに暴君となり、飼い主以外の人には人見知りでありつつ噛んでくることもあるので、飼ってる方は小さい犬だからと軽く見てはいけません。
中型犬
犬を連れていると軽蔑したように見る人がいます。普通は周囲に配慮しつつ自分の犬に注意を向けているので気に留めることが少ないのですが、あまりにもジトっと見られると「ん?自分なんか変?何かやった?」と気になることがあります。強靭な精神を持っていると相手がどう思っていようと関係ないと払拭できますが、気を遣いすぎる人なら気になるはずです。なぜ相手は嫌な感じで見てくるのでしょう。過去に何か犬に関わることで嫌な思い出があるのでしょうか、本人に訊いてみました。
コーギー
胴長短足な犬種というとダックスフンドを思い描きますが、牧畜犬のコーギーもそうですよね。コンパクトな体格でありつつパワフルでタフ。好奇心が旺盛で執着心も強いので、興味があることがあると突っ走っていってしまう猪突猛進タイプの犬です。ジャックラッセルテリアも同じタイプですよね。で、コーギーはタフな犬なので体力を発散させるようなお散歩が理想ですが、外へ出したときは特に注意が必要です。興味があると突っ走り、牧畜犬としての血が騒ぐのか、他の犬を襲って噛みついてしまうことがありますから。
ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルテリアはコーギーと同じくタフでパワフルです。そこに俊敏さ・大胆さも加わり怖いもの知らずですから、小型犬の中ではある意味最強な犬種ではないでしょうか。小さくても頼りになる相棒ともいえますが、我が強いので犬の良いようにさせてはいけません。積極的にグイグイ進むのでコマンドなんてどこへやら。小柄とはいえ力も強いので噛まれると傷跡もしっかり残ります。あるお家で飼われているジャックが逃げ出し隣人を噛んでしまった事例を紹介します。
雑種犬
犬の首輪は種類に富んでいますよね。おしゃれな首輪、カッコいい首輪といろいろです。首輪をしているからって安心してはいけません。作りがしっかりしている、その犬に合った首輪が適切に付けられているものでないと、意外と簡単に首輪が外れたり壊れたりしますから。うまい具合に犬から首輪が抜けたりするので、小まめなチェックが大事です。飼い犬が家の前を歩く小型犬を見て興奮し、引っ張った折に首輪の金具が壊れて外れてしまい、その小型犬に飛びかって噛んでしまった経験を持つ飼主さんから話を伺いました。色々あってもう犬は飼わないそうです。