小型犬の飼い主も傍観してはいけない!ダックスフンドの賠償事例

スポンサードリンク

ミニミュアダックスフントと賠償事例

 

 

犬がらみの事故は後を絶ちません。新聞やニュースで見聞きするのはたいていが大型犬や中型犬によるものです。大型犬や中型犬は体が大きい分力も強いので、瞬発力も半端ではありません。何かあった場合、例えどんなに訓練・躾されている犬であったとしても、命令に従う従順さより本能が勝ってしまい事故を起こしてしまうことがあります。

 

 

ニュース等で取り上げられることの多い犬種を挙げますと、シェパード、ドーベルマン、ロットワイラー、秋田犬、土佐犬です。この他にも、比較的最近の話ですが、ダルメシアン、バーニーズマウンテンドッグがいました。事故を起こす犬は何が問題かというと、飼い主なんです。

 

 

危険と言われている犬種であろうと、大人しくて飼いやすい犬種であろうと関係ありません。飼い主が犬をきちんと管理し、また、普段から徹底的に訓練・躾をしていれば何の問題もなかったのではないのではと思います。あとは飼い主の油断もありますね。

 

 

でも、言うのは簡単ですが、そうもいかないのが難しいところなんです。散歩に連れ出したりする際、どんなに注意を払っていても、他の犬や人が見えた時に避けたりしていても、人や犬とはあちこちで遭遇してしまいますし、こちらが一生懸命回避しても、無神経に気安く犬を近づけてきたり、長いリードでちょろちょろと散歩させていたり、はたまた周囲に気を払わないで犬を散歩させたりする人がいますから。

 

 

実は、「うちの子は大丈夫!」と豪語する人の犬ほど危ないことが多いんです。本当に大丈夫な子も実際いるのですが、「うちの子は大丈夫!」のその犬は飼い主にとっては大丈夫でも、他の犬にとっては大丈夫ではないんですよね。見ていると、相手方の犬を挑発・威嚇・攻撃せんばかりの態度でいるのにもかかわらず、飼い主はそれが分かっていません。

 

 

むしろ、「嬉しくて吠えている、嬉しくてはしゃいでいる」としか思っていません。そんな犬をよその犬に近づけたらやられてしまうよと言いたくもなりますが、「うちの子は大丈夫!」の飼い主は何が悪いのか分からないでしょう。あなたにとっての「うちの子」がトラブルの引き金になることさえ想像しませんから。

 

 

トラブルの引き金になるのは犬同士の喧嘩に限ったことではありません。大型犬や中型犬は体が大きいので、人にぶつかっただけでも怪我をさせたりすることがあります。では、小型犬の場合はどうだと思いますか?「小型犬は体が小さいからぶつかってもそんなに痛くないし、大げさになることはない。」とでも思いますか?いやいやいや、そんなことはないんです。犬がぶつかって来るだけがトラブルの発端とは限りませんからね。

 

 

スポンサードリンク

 

 

小型犬の加害事件の事例を1例紹介致します。

 

平成12年5月、大阪市内の路上で、玄関先から飼い主と一緒に出てきたミニミュアダックスフント(体長約40cm)が走り寄って来たのを怖がった女性(79歳)が転倒して左足を骨折し、入院。女性は入院先の病院で肺炎などの為死亡した。女性の遺族が犬の飼い主に対して約2400万円の損害賠償を求めていた。
【大阪地裁 平成15年2月17日】

 

判決・・・
犬に取り付けられた伸縮性のある綱について、「飼い主は伸び縮みしないよう綱を固定するのを忘れるなどの注意を怠った」と指摘。「骨折によるストレスで抵抗力が弱まり、肺炎になった可能性は否定できない」と、骨折と死亡との因果関係を認めた。その上で女性に喘息の既往症があったことを考慮し、657万円(損害額の3割)を支払うよう被告(犬の飼い主)に命じた

 

これをお読みになってどう思われましたか? 
いろんな点で運が悪かったと思いましたか?

 

 

いつどこで誰と遭遇するかわからないので、犬を外へ連れ出す際にはいつも注意を払っていないといけないと考えさせられる一例ですよね。油断は禁物です。小型犬(とその飼い主)が起こす事故は大きく取りざたされることはありませんが、実際にこのような例は多々あるんです。飼っているのが小さな犬だからと言って、大丈夫などと過信していてはいけません。

 

 

大中小いろんな犬を見ていますが、小さい犬を飼っている人ほど過信している人が多いんです。もちろん、犬をしっかり躾、ご自身も周囲に気を払っている飼い主さんはおられます。その方々からすると、「一括りにしないでくれ!」と言われてしまいそうですが、残念ながら前者が多いので目立ってしまいます。犬もダメ、その飼い主もダメなこの組み合わせが最悪です。

 

 

人は自身の経験や前人の経験から学びます。悪い例ほど今後に活かせます。まだ何もトラブルを起こしていないなら幸いですが、今後もそうである保証はありません。犬を飼っているなら、どんな犬種、大きさの犬でも「(トラブルを起こすことが)あるかもしれない」と思う気持ちを忘れないで下さい。「失礼な!うちの子と私にそんなことはありえない!」と反発心があなたにあるなら、その過信がいつか事故につながりますのでご注意ください。

 

 

犬が他人を噛んでしまったことによる事故と訴訟例