シンパリカと並ぶノミマダニ薬『クレデリオ』
クレデリオはノミとマダニの駆除に特化した薬です。
ノミの卵の孵化や幼虫の変態を阻害するといった作用はありません。犬に寄生しているノミとマダニを駆除し、投薬後の1か月間は新たなノミやマダニが寄生しようと犬についたとしても、吸血することで駆除されます。
クレデリオの類似品は多数あります。代表的なものがフロントラインですね。フロントラインもノミとマダニの駆除だけとなっています。表はクレデリオと同じ効果のノミダニ薬をまとめたもので、既に販売終了となっているノミダニ薬に関してはリンクを貼っていません。
商品名に背景色がついているものは猫用があるノミダニ薬です。
駆虫薬 |
ノミ |
ノミの卵の孵化阻害 幼虫の発育阻害 |
マダニ |
線虫類 |
条虫類 |
耳ダニ |
※ |
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アスピス |
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× |
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※1 |
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サーチフェクト |
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シュプリメックス |
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※2 |
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※1 |
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フィドガード |
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※2 |
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※2 |
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※1 |
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× |
● |
× |
× |
× |
※1 |
※1:シラミ、ハジラミ、 ※2:蚊やハエの忌避・駆除
※付きで欄外にノミとマダニ以外に効果のある昆虫名を書いてますが、これは各ノミダニ薬の説明書きに則った表記ですので、記載のないノミダニ薬も成分によっては同様の効果を期待できる場合もあります。
類似商品が多数ある中で、クレデリオは他のノミマダニ薬と何が違うのでしょう? キラリと光る優位性は何だと思いますか? それは、体重が1kg台の犬にも与えることができる、飲むノミダニ薬であるという点ですね。ほとんどのノミダニ薬は外用です。
犬に食べさせるタイプのノミダニ薬は猫用(コンフォティスのみ)と比べると多いとはいえ、それでも8種類しかありません。しかもクレデリオとシンパリカを除いた食べさせるタイプのノミダニ薬は、一番小さいサイズでも犬の体重が2kg以上となっています。
クレデリオは例えば極小サイズのチワワやティーカッププードル、ヨークシャーテリア(ヨーキー)など体重が1.3kg以上の超小型犬から体重の最大値が22kgの中型犬までの4サイズのみとなっています。
体重の最小値が1.3kgから最大値が60kgまでの犬に使えるシンパリカ(6サイズ)と比べると少し物足りなさを感じますが、大きいサイズが出ることを期待しましょう。
(参考ページ:「ノミとマダニを駆除する犬用の飲み薬の種類」)
クレデリオはコンフォティス、コンフォティスプラス、パノラミスと同じくエランコ社の製品です。ゾエティス社のシンパリカと比べてもメーカー名では負けていませんよね。ちなみにですが、どちらも犬の体重が2kg未満であっても生後8週齢未満の仔犬には使えません。