メロニルプラスもフロントラインプラスのジェネリック薬です
メロニルプラスはフロントラインプラスのジェネリック医薬品で、バジルという英国の会社が出してます。メロニルプラスも小型犬用から超大型犬用、猫用と5サイズ揃ってますね。
フロントラインプラスのジェネリックには、アスピスフォルテ、 フィプロフォートプラス、 マイフリーガードα、 アムフリーコンボとありますが、メロニプラスはこの中で3番目に安いジェネリックになります。
一番安いジェネリックはやはりフィプロフォートプラスで、かつてはアスピスフォルテがトップの座にいましたが、生産終了となってからはフィプロフォートプラスがずっとその座についています。他のどのジェネリック薬よりも1本あたりの単価が100円ほど安いですから。
メロニプラスはフロントラインプラスの後発品ですから、使われている成分も同じくフィプロニルとS-メトプレンです。フィプロニルが入っていることでノミ、マダニ、ハジラミ、シラミが駆除されます。
で、昆虫幼若ホルモン類似体の昆虫成長抑制剤(IGR)であるS-メトプレンがノミの幼虫がサナギに変態するのを阻害するので、犬や猫の飼育環境下にいるノミを断つことができるんです。ノミの卵がふ化できないのも、例えば犬や猫の体に産み付けられた卵が体表に浸透したS-メトプレンと接触することで影響を受けるからなんですよ。
ノミとマダニは駆除できない。けれど、線虫類と条虫類の駆除とノミの発育サイクルの阻害は可能なセンチネルスペクトラムという薬があります。ノミの発育サイクルを阻害する成分としてルフェヌロンが使われていますが、このルフェヌロンは幼虫の発育を阻害する作用があります。S-メトプレンは昆虫の成長を調節する幼若ホルモンを阻害しますが、ルフェヌロンはノミやマダニなど節足動物の外骨格をつくっているキチン質の合成を阻害するのです。
上の画像左からメロニルプラス、フロントラインプラス、フィプロフォートプラスです。
メロニプラスとフィプロフォートプラスはメーカーが異なりますが、容器の入っている見た目は同じですね。メロニルプラスを使う際には、必要であればパッケージをハサミでカットして切り分け、それから中のピペットを取り出します。