シンパリカは小粒で与えやすい!錠剤に見えるチュアブルタイプ
シンパリカは8週齢以上で体重が1.3kgを超える犬に投与させることができる、ノミとマダニの駆除薬です。ゾエティスってご存知ですか? 以前はファイザーでしたけど、社名がゾエティスに変更されました。耳疥癬に効く薬として有名なあのレボリューションやストロングホールドを販売しているメーカーで、シンパリカもゾエティスの製品なんですよ。
シンパリカで使われている成分(サロラネル)はゾエティスが動物専用に独自に開発した全く新しい化合物で、シンパリカを飲ませた犬の予期せぬ副作用の発現が抑えられたものなんです。副作用と聞くと怖い気もしますが、サロラネルはノミやマダニなどの節足動物に対して有効で、哺乳動物への影響が殆どないとされています(シンパリカ(サロラネル)チュアブル錠)。
マダニやノミの神経系に選択的に作用することで駆虫効果を示しますが、薬剤耐性のある部位とは異なる別な部位(NCA-U結合部位)に作用する、つまりは薬剤耐性を持った害虫にも効くんです。ですので、「薬を飲ませたのに効いてない」といったことがありません。
薬というと効き目優先で味は二の次なイメージがありますが、シンパリカは犬が好んで食べてくれる美味しさであることや、極小のわんこにも食べさせやすい小粒のドッグフードのような大きさなので、薬嫌いの犬に薬を飲ませるのに一苦労していた飼い主さんの負担も軽くなりますよ。液体を塗るタイプのもので肌トラブルになってしまう子や、薬液で毛が濡れてしまうことに困っていた飼い主さんも投薬の心配も払拭されるはずです。
もしあなたの愛犬がタンパク結合率の高い薬物(非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)やワルファリンなど)を服用している場合は、シンパリカとの相互作用にご注意くださいね。また、愛犬が妊娠中もしくは授乳中である場合や、繁殖用である場合はシンパリカを飲ませるのは控えてくださいね。
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