犬 白内障点眼薬 ジェネリック

犬の白内障治療に使われる目薬は3商品ありますが、それぞれ何がどう違うのでしょうか。

クララスティルとキャンC（CAN-C）は何が違うの？

クララスティルとキャンCは全くの同一品です。薬液成分に違いはなく、異なるのは商品のパッケージと商品名、そして販売している国です。クララスティルは主にヨーロッパで、キャンCは主に英国と米国で販売されています。クララスティルには犬用のドッグクララスティルと人用のクララスティルがありますが、これも商品名が異なるだけで中身は全く同じです。

キャンCは商品名の異なるクララスティルなので、当然、白内障の改善が期待できる点眼薬です。キャンCの点眼で水溶液が眼球に直接入り、強力な酸化防止剤として水晶体に働き、白内障を治療します。

シーナックはキャンC（CAN-C）のジェネリック薬です

シーナックはキャンCのジェネリック薬です。キャンCとクララスティルは同一品ですから、シーナックはクララスティルのジェネリック薬とも言えるのではないでしょうか。シーナックもＮアセチルカルノシンを主成分として有していますから、シーナックを点眼することによってＮアセチルカルノシンが眼球の水溶液に浸透し、水晶体の酸化防止剤として効果を発揮し白内障を治療します。

シーナックも白内障の改善が期待出来る目薬ということがわかりますよね。シーナックのその他の効果ですが、主成分のけい酸カルボキシメチルセルロースとグリセリンによってドライアイを防いでくれます。

また、長時間、風や太陽光に当たり過ぎたときの軽度の目の痒みを和らげる、目の潤いを持続させる、加齢に伴い発生する犬の目の問題にも対応するなどの効果があります。