社長の飼い犬がアホ

勤務先の社長の飼い犬に2針縫うほど手を噛まれてしまった

 

パピヨン 吠える

 

20台前半の女性会社員、うにと申します。

 

私は会社で飼っている犬に手を思いっきり噛まれて怪我をしたことがあります。何故会社で飼っているかというとある日突然社長が買って連れてきたのです。

 

ミックスの小型犬のその子はその日から会社の「看板犬」になりました。大きさはパピヨンくらいですね。それから職員一同その犬を可愛がってはいたのですが、急に飼うこととなったため準備ができておらず、まして日々の業務が忙しくてなかなか世話に手が回らず「しつけ」がきちんとできない状況でした。

 

 

私も忙しくてなかなか触れ合う時間は取れなかったのですが、動物は大好きなのでできるときはお世話をしていました。一方で、猫は飼ったことはあるけれど犬を飼ったことはなくて、犬がどのような動物かよくわからず、やっぱり「しつけ」は上手くできませんでした。

 

 

 

犬は幼少期にしつけをして、また社会性を身につけることが大事といいます。一番重要な時期にしつけが十分にできず、またあまり構って貰えないという寂しさもあったのか犬は「問題犬」に育ってしまいました。育ったというか私たちがそのようにさせてしまって本当に申し訳なく思いました。

 

 

具体的な問題行動というと、まず人に対して吠える。そしてなにより「噛む」ということでした。小型犬とはいえど犬の歯は鋭く尖っていますし、顎の力も強いです。ペーパー類やスリッパ、タオルを噛んでいるうちはまだ良かったのですが最初に噛まれて怪我をしたのが私でした。

 

 

 

いつものようにティッシュペーパーを噛んでちぎり、散らかして収集がつかなかったので私が手を出してペーパーを拾おうとしました。そのときに犬が豹変し、白目を剥くような形相で私の手に噛みつきました。自分のものを取られると思ったのかもしれません。

 

噛まれたのはパーカーの長袖の上からだったのですが激痛が走り、ほかの職員が犬を引き離したときには私の手の甲からは血が流れ、傷口はぱっくり開いていました。

 

 

さて、犬に噛まれて怪我をした私ですが相手が動物なので文句を言っても通じませんし自分で病院に行って治療を受けました。数針縫いました。けれどこんな犬にしてしまった責任は私たち「飼う側」にありました

 

 

その後しばらく経って配達に来た業者の方も噛んでしまうという事件があり、ついにプロのドッグトレーナーにしつけを依頼しました。ほぼ成犬に育っていたのですぐに上手くはいきませんでしたが、そこはプロ様様で1ヶ月経つ頃には人を見てうなったり噛み付いたりということはしなくなりました。

 

 

 

最近、犬を「可愛いから」という理由だけでアクセサリー感覚で買う人が増えています。自社の社長ですがここは敢えて悪く言います。社長もあまり考えなしに買って連れてきたのでしょう。

 

「可愛いから」という理由が第一でも別にいいのですが、動物を飼うには責任が伴います労力も要ります本能のままに行動するし言葉も通じないぶん、人間の子を育てるより大変かもしれません。

 

 

私の場合小型犬だったので大怪我はせずに済みましたが、これが大型犬だったらと考えるとゾッとしました。また、私は大人ですが噛まれたのが子供だったらどうでしょう。海外ニュースなどでは犬に噛まれて子供が死亡、というのもよく耳にします。犬は本気を出せばそのくらい怖い動物なのです。

 

 

 

犬を飼う方にお願いです。本当に持て余すことなく飼えるかどうかよく考えてから飼ってください。犬に慣れている方以外は本を読むなどして勉強してから飼ってください

 

犬は頭が良いぶん、最初にしつけを間違えるとこれでもいいんだと開き直ってしまい直すのが難しいです。周りの人間を鋭い牙で傷つけるようになってしまいます。

 

 

それから私は犬が少し苦手になってしまいましたが、面倒でも犬のしつけはきちんとするのが双方にとっての幸せです。できないなら飼わないでください。

 

 

 
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