パグ 散歩 リードなし

小型犬だからって侮らないで!リードを持ってないと放し飼いと同じ

 

ノーリードの犬 噛まれた

 

おゆ(20歳代女性)と申します。

 

私が、小学生の低学年であった頃のお話です。地元のそろばん教室に通うため、ようやく立ちこぎができるになった私は、新品の青いマウンテンバイクにまたがり、いつもの道を通って教室に向かっていました。

 

その日は曇りで、どんよりとはしていたのですが、雨は降っていませんでした。季節はあまり覚えていないのですが、半袖半ズボンだったので、暖かい時期だったのだと思います。

 

私が、いつものように教室に向かって自転車を走らせていると、犬を散歩させている人がいました。穏やかな地域なので、お散歩はしやすいところなのですが、犬の散歩をしている人はめったに見ることはなかったので、珍しくて少しワクワクしていました。

 

 

同じ方向へ向かって歩いていたので、後ろ姿しか覚えていないのですが、60〜70歳くらいの女性が、2匹の黒いパグのわんちゃんを連れて歩いていました。自転車に乗っていた私が、飼い主の女性とわんちゃん達を追い抜くような形になったのですが、少し距離を取りつつ追い抜くと、、、

 

それまでおとなしく女性と散歩を楽しんでいたように見えたわんちゃん達が、いきなり同時に吠えだしたのです!そして、2匹ともそのまま私に向かって、元気よく走りだしたのでした。

 

もちろん、はじめ見たときは、わんちゃん達にはリードがついていましたので、わんちゃん達が私に飛び付いてくることはないだろう、と思っていたのです。しかしよく見ると…なんと、飼い主の女性はリードの先を持っていなかったのです!

 

 

当たり前のように、わんちゃん達はワンワンと吠えながら、私に向かってまっしぐら。いくら自転車に乗っていたとはいえ、小学校低学年で自転車乗りたての私が、元気いっぱいのわんちゃん達を振り切ることはできませんでした。

 

そして、私に追い付いたわんちゃん達は、じゃれてくるかと思いきや、足をガブリ。跡になるような噛まれ方をしたわけではなかったので、わんちゃん的には甘噛みのつもりだったのだろうと思いますが…当時まだ小さかった私にとっては、かなり衝撃的でした。

 

 

実は、ここまでかなり詳しく書かせていただきましたが、恥ずかしながら、噛まれてから先のことは何も覚えておりません。あの後泣きながら帰ったのか、飼い主の女性に何か言われたのか、そろばん教室には行けたのか…残念ながらその辺りのことはまったく思い出せないのですが、小型犬であるブルドッグがとてつもなく恐ろしい動物に見えた瞬間は、今でも割と鮮明に覚えています。

 

 

もとから犬は好きなので、飼い主さんのお許しがあれば、つい触ってしまうのですが…いくら賢そうなわんちゃんでも、いきなり吠えて噛みついてくるんじゃないかと、瞬間的に思ってしまうことがあります。吠えているわんちゃんだと、側にいなくてもやっぱりビクついてしまいます。もうあれから20年以上が経ちますが、傷は消えても、この記憶だけは、今も消えずに残り続けています。

 

 

今でもたまに、わんちゃん用のリードを使用せずにお散歩をしている方を見ることがあります。いくら普段は大人しくても、賢くても、小さくて可愛らしくても、何かの拍子にわんちゃんがビックリしたりして、小さな子どもなど、他人を傷つけてしまうことがあるかもしれません

 

今の時代、故意ではなかったとしても、子どもが傷付けられて黙っていない親御さんは、少なくないと思います。飼い主さんが賠償責任を問われるかもしれません。

 

 

そうなったら、飼い主さんも、わんちゃんも、安心して近所をお散歩することは難しくなってくると思います。大切なわんちゃんとの時間を笑顔で過ごす為にも、自分を守る為にも、必ずリードはつけてからお散歩するようにしてほしいです!

 

 

 
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