コンフォティスのノミやマダニに対する駆除・予防効果
コンフォティスの効果
効果・効能
犬 : 寄生する・しているノミとマダニの駆除
猫 : 寄生する・しているノミの駆除
服用タイプのノミダニ薬を使う一番の目的はもちろん犬と猫のノミやマダニを駆除することですよね。スポットタイプやスプレータイプのノミダニ薬だと薬剤が液だれして全身くまなく届かなかったり、犬や猫が嫌がったりスプレー恐怖症だったりで上手く塗布することが出来ない場合があります。
その点飲み薬のコンフォティスだと成分が体の中で吸収されるので、マダニが好んで寄生する指の間、目の周り、鼻の先、口の周りといった好発寄生部位に吸いついているマダニもしっかり駆除することができるのです。がっちり食い込んでいるマダニを引っ張って取らなくても、そのまま放置で死んでしまいます。
犬の散歩で山や草むら中を歩かせていたりすると、知らぬ間にマダニが犬の被毛や人の服や持ち物に付着していたりします。知らず知らずのうちにマダニに寄生され、「(犬の)顔に大きなほくろが出来てる!」よくよく見ると吸血したマダニだった、と驚くこともなくなりますよ。人も柔らかい皮膚にマダニが寄生するので要注意です。
コンフォティスを犬に飲ませると、投与日で6割程度、3日後までに9割以上のマダニを駆除できます。駆除率に差異があるのはスピノサドがまだ全身に行き届いていないこともあるので、コンフォティスが効かないと感じる方は数日待ってみてはいかがでしょうか。
今寄生しているノミやマダニが駆除された後は、新たなノミとマダニが寄生しようと吸血しても、血液とともにスピノサドも取り込むことになり駆除されるという仕組みです。
飲み薬(経口薬)ならではのメリット
効き目の現れかたが最速で、投与後30分で寄生しているノミの40%が、4時間でほぼ100%のノミが駆除される速やかな駆除効果があります。
約1 ヵ月間の持続的なノミの駆除(犬・猫)と優れたマダニ駆除(犬)があります。
マダニは多数寄生でも高い駆除効果が確認されています。
@ 有効成分スピノサドが全身に広がるので、スポット剤では駆除しにくい眼の周りや鼻先、指の間などに寄生したノミ・マダニもしっかり効きます。 ※マダニの駆除効果が承認されているのは犬だけです。
A スポットタイプが苦手な犬猫にも投与できます。
飲んで効く薬なので皮膚に薬液を滴下するノミダニ薬のように投薬のタイミングを気にすることなく、いつでもシャンプーや水浴びをすることが可能です。また、猫が毛づくろいしても何ら問題がありません。
スポットタイプのノミダニ薬のように、薬液の液だれや被毛へのべたつき、人への薬液の付着がありません。
なぜ犬と猫に寄生するノミとマダニの駆除と予防が必要なのか
犬や猫を飼っていると、ノミやマダニの寄生を起因とする健康被害が気になりますよね? 毛をかき分けるとササササーっと逃げるノミや、猫や犬の皮膚に止まって吸血を続けているマダニを見つけた時、そのままにしておくなんてことはNGです。
ノミやマダニに血を吸われると貧血になるだけでなく、ノミが原因のアレルギー性皮膚炎などの皮膚病になったり、ノミやマダニが媒介する病気に罹ったりすることもあります。これは犬と猫だけに限らず、人も同じです。
“SFTS”がいい例ですよね。マダニが媒介する感染症で、重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)といい、発熱から始まったのち全身の倦怠感や消化器症状が現れ、重症化すると死亡してしまう怖い病気です。
ノミは条虫(サナダムシ)、猫ひっかき病、猫伝染性貧血などを媒介しますし、マダニは犬のバベシア症、犬のヘパトゾーン症、野兎病などを媒介します。このように、ノミやマダニの吸血によって犬や猫だけでなく人も感染すると重篤な症状がでる病気を媒介される恐れもあるので、たかが小さな虫の吸血だからと軽く考えてはいけません。
そこで定期的なノミ・マダニ対策が必要となってきますが、どんなに気をつけていてもノミやマダニに寄生される機会は山ほどあります。犬が散歩に出たり野山を駆け回ったりすれば草むらに潜んでいるマダニがくっ付いてきますし、野良猫が家の庭や家の中に入って来ることがあれば飼い猫がノミをもらってしまうこともあります。
犬や猫を外に出さず家の中、室内だけで飼っていたとしても油断はできません。
ノミやマダニが家の中にもいることだってありますからね。ノミやマダニを退治し終えたと安心していたらノミの卵が屋内に残っていた、外で他の犬や猫を触っていたらノミやマダニを衣服にくっ付けて自宅に持ち帰ってしまったなど、いろいろです。
マダニが寄生すると、一カ所に留まりそこでずっと吸血し続けます。
血を吸う前のマダニの体は小さくて薄いのですが、吸血して体が膨れ上がると小豆ほどの大きさにまでなってしまいます。実物を見たことがある方ならわかるとおもいますが、見事なまでの膨れっぷりです。マダニの寄生数が多ければ多いほど吸われる血液量も増えてきますから、貧血を起こす動物もいます。
ノミの場合もマダニと同様に動物の血を吸います。
パツンパツンに膨れ上がったりはしませんが、ノミは動物の体表を自由自在に動き回るので、毛をかき分けてもサササ―っと逃げてしまいます。それに、ノミの成虫を駆除したとしても家の中にノミが産んだ卵が落ちていたりすると、それが孵化してまた寄生されてしまいます。
犬や猫だけでなく人も吸血された虫刺されの跡が赤くポツンと残ったり、激しい痒みによる掻きむしりで皮膚を傷つけたり、刺されることによるノミの唾液に対するアレルギー反応が出たり、全身に皮膚炎が起きたりと、とても厄介なのです。
画像引用:ノミのライフサイクル(バイエル薬品株式会社)
そうならないために、ノミダニ薬を積極的に使ってノミやマダニの駆除と予防をします。