犬をよく見る・観察する
犬を観察する、一見難しいように思えてしまいますが、そんなことはありません。
常に犬を見ているわけではないけど、「いつもと何か違うような気がする」。いつも愛犬と一緒の飼い主さんなら、ちょっとした変化に気づくのではないでしょうか。
大切なのはその気づきなのです。
24時間ずっと見張る必要はありませんが、いつも気にしていないという方なら気にかけてあげてください。愛犬の普通の状態を知っていると、些細な変化にも気づきやすいはずですから。散歩中やそうでないときでもゼーゼーと苦しそうに息をしている、咳を激しくしている。お腹が膨れてきたように見える、あまり食べなくなったなど。
愛犬を動物病院へ連れて行った際、獣医に「何か気になるところはありませんか?」と聞かれることがあると思います。獣医は来院してきた動物のその時の様子しか見ることができません。その子の様子・状態のちょっとした変化に気づき、獣医に伝えることができるのは飼い主さんしかいません。
飼い主さんの気づきのその一言が獣医の診断や治療の役に立つは大いにあるので、普段から犬をよく見ていてあげましょう。
難しく考える必要はないんです。
いつもは残さないのに食餌を残した。どこか元気が無いように見える。些細なことのように思えるようなことでも、いつもと違う、違和感を覚えたことを伝えればいいのです。