シクロスポリン 犬

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シクロスポリンが免疫抑制作用を示すその作用機序は?

 

 

シクロスポリンは自己免疫疾患や臓器移植における拒絶反応に対して効果を現す成分です。

 

仕組みは複雑ですが、シクロスポリンが白血球によって分泌されるインターロイキン(IL)という30種類以上ある中の、T細胞によって分泌されT細胞の増殖と分化を促進するIL2の産生を主に阻害することによって免疫抑制作用を示します。

 

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臓器移植では、臓器提供を受ける側(レシピエント)は臓器提供する側(ドナー)の臓器(抗原)を自分の体内に入れますが、体にとってそれは異物なので排除しようと拒絶反応が起こります。

 

 

また、自分自身の細胞が何らかの原因で抗原と認識されると、同様に拒絶反応が起こります。これに深く関わっている主な免疫細胞が抗原提示細胞(マクロファージなど)、ヘルパーT細胞、細胞障害性T細胞、B細胞です。拒絶反応がどのようにしておこるのか、下にその流れを書いてみますね。

 

臓器移植または自己の細胞が抗原として認識される

↓その情報が伝わる

抗原提示細胞

↓刺激する

CD4陽性T細胞→→分化・増殖しヘルパーT細胞を形成する ↓↓

様々な活性化因子(サイトカイン;IL2、IFN-γ(インターフェロンγ)な  ど)を産生・放出する

細胞障害性T細胞がサイトカインによって活性化され細胞溶解酵素を放出する。
B細胞は抗体産生を促され、移植された臓器など非自己の細胞を異物とみなして攻撃する。

 

シクロスポリンはT細胞内にあるシクロスポリン結合タンパクであるシクロフィリンと結合し、カルシニューリンというT細胞が活性化するのに重要な役割を果たしている酵素に作用することでT細胞の活性を阻害します。

 

それによってIL2などのサイトカインの産生が抑制され、IL2の影響を受けるB細胞や細胞障害性T細胞による免疫反応が抑えられるのです。

 

 

参考 : 「これだけは知っておきたい免疫抑制剤の基礎知識

(第33回動物臨床医学会年次大会ランチョンセミナー)

明日から使いこなそう免疫抑制剤〜シクロスポリンの使い方の要点を中心に〜

(獣医医療開発株式会社主催セミナー)

 
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