油断大敵!犬や猫がノミやマダニに寄生される機会は沢山あります
愛犬や愛猫のノミダニ対策は万全ですか?
「うちは外に出さないから大丈夫」
「草むらに入らないからダニなんてつかないでしょ」
「うちの子の体を調べてもノミやダニはいなかった」
と思っていても、ノミやマダニに寄生される機会は沢山あります。
ノミに寄生している他の犬や猫との接触や、部屋の中にノミの卵が残っていて、卵が孵化した時にまた寄生されたり、ダニが庭の草の中や公園の草むらに潜んでいることもありますからね。
ノミのライフサイクルは、下の図をご覧になられるとよくわかります。
引用元:バイエル薬品株式会社「ノミってどんな虫?」
図のようにノミは 卵(@) ⇒ 幼虫(A) ⇒ 蛹(B) ⇒ 成虫(C) のサイクルで発育します。
@ 犬や猫などペットの血を吸ったダニが卵を産むと、卵は家の中に落ちます。
卵の孵化に適した温度(16度以上)と湿度があれば数日で孵化しますが、そうでなければ条件が良くなるまで何カ月もの間、卵のままです。
A 孵化したノミは家の中のペットの寝床やカーペットに潜み、1〜2週間ほどで蛹になります。
B 蛹は卵の時と同様に、孵化に適した環境条件になるまでそのままでいます。
ノミの蛹は低温や乾燥に非常に強いので、一年近く成虫になることなくそのままでいることが出来ます。
C 孵化したノミの蛹は、血が吸える犬や猫を探して寄生し、吸血を始めます。
ノミダニ薬の中には、ノミとマダニの駆除だけでなく、ノミの再寄生(ノミの卵の孵化)を防ぐ効果がある予防薬があるので、目的によって選ぶといいでしょう。
マダニのライフサイクルについても、以下の図をご覧になられれば一目瞭然かと思います。
殆どすべてのノミマダニ薬のマダニに対する効果は、寄生しているマダニの駆除です。
マダニはノミと違って卵を地上に産みますから、卵から孵化したマダニとの接触をなるだけ避けなければまた寄生されることになってしまいますが、ノミマダニ予防薬は一度の使用で駆除効果が1か月続きますので、定期的に使用することでマダニの寄生を防ぐことができます。
っとそうそう、
殆どのノミダニ予防薬は使用後24〜48時間で寄生しているマダニを殺傷してくれます。