レボリューションとアドボケートを比べてみると
アドボケートの方が優れているようにも思えるのは、駆虫できる寄生虫の数が多いからです。それにアドボケートの猫用はフェレットにも使えるとのことですから。
しかし、レボリューションを侮ってはいけません。レボリューションは主だった寄生虫名を載せているだけで、実は他の線虫類やダニ類も駆除できるのではないかと考えています。
だからといって、記載されていない寄生虫を駆除する目的での使用はお止めください。どの駆虫薬にも言えることですが、確認されていない寄生虫の駆虫は本来の用途ではありませんから、効能外での使用で生体に影響を及ぼす可能性があることは否めません。
アドボケートは犬用と猫用、レボリューションは犬用と子犬子猫用・猫用とで、それぞれ成分濃度が異なりますので誤った使用にはご注意です。
使用する薬剤が駆虫・予防しようとしている個体の動物種、体重、年齢に合致しているか、しっかり確認してくださいね。その子の健康状態も重視すべき点です。健康そうに見えても、実は何かの病気に罹っていたり体が弱っていたりしますので。
比較内容 |
レボリューション;revolution |
アドボケート;advocate |
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メーカー | ||
発売年 | 2005年 |
2016年 |
内容量 |
3本/箱 ※ストロングホールドは 6本/箱入りとなってます。 |
3本/箱 |
投与方法 | 皮膚への薬液滴下による経皮投与 |
皮膚への薬液滴下による経皮投与 |
成分 |
Selamectin (セラメクチン) |
Imidacloprid (イミダクロプリド) Moxidectin (モキシデクチン) |
成分濃度(薬液1ml中)
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犬用 セラメクチン120r
子犬子猫用 猫用 セラメクチン60r
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犬用 イミダクロプリド100r モキシデクチン25r
猫用 イミダクロプリド100r モキシデクチン10r
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駆虫できる寄生虫 |
フィラリア ノミ 回虫 鉤虫 耳ダニ(ミミヒゼンダニ) |
フィラリア ノミ 回虫 鉤虫 鞭虫 肺虫 ニキビダニ(毛包虫) 耳ダニ(ミミヒゼンダニ) ヒゼンダニ(疥癬) |
犬用
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生後6週齢以上から使用可能
子犬子猫用:体重2.5s以下 |
生後7週齢以上から使用可能
子犬・超小型犬用:体重4kg未満 |
猫用
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生後8週齢以上から使用可能
子犬子猫用:体重2.5s以下 |
生後9週齢以上から使用可能
子猫・猫4kg未満用 |
副作用 |
報告あり |
報告あり |
注意事項 | 適用した部分の毛が少し固くなったり、色が落ちたりするようなことがまれにあります。 |
妊娠中・授乳期の母犬および母猫への投与はお控えください。 |
その他 | ヨーロッパで販売されているEU版のレボリューション(別名ストロングホールド)があります。 |
猫用は体重0.8kg以上のフェレットに投与できます。
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購入先 |
動物病院 通販(個人輸入) |
動物病院 通販(個人輸入) |
価格 |
関連ページ
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