寄生虫駆除 薬 猫用

 

外　用　薬	内　服　薬
スポットタイプ	錠　剤 チュアブルタイプ	ペースト状	液　剤
アドボケート	キウォフプラス	パナクール オーラルペースト	パラゾール
ストロングホールド	ドロンシット	―	ワームシロップ
ストロングホールドプラス	ドロンタール	―	キウォフプラスパピー
プリノケート	パナクール	―	―
ブロードライン	フラジール	―	―
プロフェンダー	ミルベマックス	―	―
レボリューション	メトロジール	―	―
―	メトロニダゾール	―	―
―	Feli-D	―	―

 

 

猫のお腹の中に寄生する虫って多種多様で、目に見える大きさのものや目を凝らしてみないと分からない大きさのものまでいろいろいます。代表的なものは瓜実（うりざね）条虫でしょうか。サナダムシともいいますよね。

 

 

ノミに寄生されていると瓜実条虫に感染する機会も増えてきます。なんていったってノミが媒介者ですから。条虫はやたら長く、節がいくつも連なった節状の平べったい体をしています。

 

その他には猫回虫。太めでしっかりした白い虫です。回虫を口から吐き出す猫もいて、吐き出したものを見てその正体に驚かされたりすることもあります。

 

猫鉤虫という寄生虫もいますよ。鉤状になった口で腸管壁に噛みついて吸血するので傷口から出血し、猫のうんちに血が付いてしまいます。猫鉤虫は猫回虫と違い虫体は細くて短めです。

 

 

瓜実条虫、猫回虫、猫鉤虫はどれも白くて細長いですが、寄生虫の種類としては別物です。大きく分けると条虫類と線虫類に分類されます。

 

 

 

外へ遊びに出た猫が野外でネズミやヘビを見つけて食べてしまったときに感染してしまうのがマンソン裂頭条虫ですが、寄生虫に感染するのは野生動物を口にした時だけではありません。回虫や鉤虫の虫卵は感染した動物の糞の中に尋常でないほど大量に入っていますから、糞が乾燥するなどして風で飛ばされたりすると虫卵も周辺にばらまかれてしまいます。

 

寄生虫卵はどこに落ちているかなど知る由もありません。

 

 

歩いたり寝転がってゴロゴロするだけでも体に付いてしまうので、グルーミングすることで虫卵が口に入ったりします。野生動物の死骸を口にすることだってありますから、一見清潔そうに見える猫でさえ何を持っているか不確かなのです。

 

 

トリコモナス、ジアルジア、コクシジウムといった原虫類の存在も忘れてはいけません。

 

線虫類や条虫類と違い原虫は顕微鏡を使わないと見えない大きさなので、下痢や軟便が続いて治らない慢性的な症状が見られるがために動物病院で診てもらって初めてわかる虫なのです。

 

 

 

いつどのようなタイミングで寄生虫に感染するかどうかわからないのが怖いですよね。
外飼いの猫や屋外へ遊びに出る猫の寄生虫対策（駆除と予防）は必須であることがわかるかと思います。「うちは家猫だから大丈夫」だなんて考えてはいけません。

 

 

家の外へ出ない猫だからと安心は禁物です。

 

猫は屋内にずっといたとしても、一緒に住んでいる飼い主さんは外へ出ますよね？
人が虫卵を家に持ち帰ってしまうのです。靴底や傘の先、地面に置いた荷物などに虫の卵が付く可能性があることを念頭に置いておかないといけないのです。

 

 

庭や自宅近辺をうろつく猫もいたりしますから、その子が虫卵をお土産に持ってきてくれることもあります。そこに洗濯物が落ちたりすると…。「絶対大丈夫！」とは言い切れませんよね。

 

 

そんなこんなで猫の寄生虫予防と駆除は大切です。

 

猫用の駆虫薬（虫下し）は猫用のノミダニ薬同様に種類が豊富ですから、駆虫薬の剤型と駆虫したいお腹の虫（寄生虫）の種類で選ぶといいですよ。

 

 

 

 

猫の駆虫薬というとスポットタイプの外用薬をイメージしがちですが、お腹に寄生する虫の駆虫薬は服用タイプが多く猫がすんなり食べてくれるよう作られたものもあるので、投薬が楽になりますよ。

 

外　用　薬	内　服　薬
スポットタイプ	錠　剤 チュアブルタイプ	ペースト状	液　剤
アドボケート	キウォフプラス	パナクール オーラルペースト	パラゾール
ストロングホールド	ドロンシット	―	ワームシロップ
ストロングホールドプラス	ドロンタール	―	キウォフプラスパピー
プリノケート	パナクール	―	―
ブロードライン	フラジール	―	―
プロフェンダー	ミルベマックス	―	―
レボリューション	メトロジール	―	―
―	メトロニダゾール	―	―
―	Feli-D	―	―