チワワは飼い方を間違えると小さな暴君になり得る自立心旺盛な犬
恐怖性攻撃行動
身体が小さく、周囲の人や犬が自分より大きく恐怖を感じるあまり、噛みつくことも考えられます。日常生活のなかで色々な体験をさせ、見知らぬ人や大きな犬にも会わせてあげれば、新しい出会いの場面でも、怖がらず社交的になれるでしょう。
突然初めてのことに出会うと、驚いて怖がり、噛みつくことも考えられます。日頃からさまざまな経験ができるよう意識し、新しい刺激に慣れさせるよう心がけましょう。
優位性攻撃行動
自分が小さく臆病なので、家族に噛みついたりして群れのなかでより良い順位になろうとします。飼い主さんが良かれとなんでも愛犬の思い通りに甘やかしていると、愛犬は自分がリーダーだと思います。愛犬は部下へ指示を出すつもりで飼い主さんに噛みつき、思い通りに動かそうとするかもしれません。
そうならないために、飼い主さんが愛犬のリーダーとして威厳と愛情を持ってしつけましょう。飼い主さんを安心して信頼できれば、心のよりどころができて精神的にも落ち着き、噛みつきも減らせるでしょう。
毛色で性格が異なるダックスフンドは怖いもの知らずの勇猛果敢な気質
捕食性攻撃行動
ダックスは穴の中の獲物を捕らえ、引きずり出す猟犬として活躍していました。狩りが大好きなので、見知らぬ子どもに出会ってしまうと、いきなり噛みつく場合もあるのです。
旺盛な作業意欲を発散できるように、ドッグランなど自由に走り回る運動を取り入れてはいかがでしょう。飼い主さんがボールやフリスビーで遊べば、愛犬と楽しい時間を過ごしながら、お互いに愛着を深められるでしょう。
ただ、ドッグスポーツなど上り下りする運動では、体型的に腰に負担がかかって病気になりやすいので、平坦な場所を選びましょう。運動することで、狩猟欲求が解消できて落ち着き、噛みつきを減らせる上に、肥満も防止でき、一石二鳥です。
恐怖性攻撃行動
もし愛犬が神経質・臆病だったりすると、家族以外の犬や人を怖がって、吠えたり、ときには噛みついてしまうこともあるようです。見知らぬ人や犬を恐れないよう、散歩などであらゆる人・犬に出会わせるようにして社交性を育てましょう。そうすれば、いつか愛犬を通し、他の人や犬と仲良くなる機会もあるかもしれません。
狂暴で荒くれもののダックスはしつけるより殺処分した方がいいのか
ジャックラッセルテリアはテリア系特有の気性の荒さを持ち喧嘩っ早い
捕食性攻撃行動
もともと、テリア系の犬はネズミ・キツネなどを狩猟する能力を高めるように、攻撃的な性格が強化されてきました。特にジャックラッセルテリアは、テリアとしての性質が強く、生粋のハンターと言われています。獲物を逃がさぬよう、動くものに素早く反応する好奇心が旺盛です。小さくとも、大きな相手にひるまず立ち向かう、勇気があります。小さなマッチョと言われ、身体からは想像できないほど、大きな力を秘めています。
この狩猟に特化した能力が、街中で発揮されると、どうなるでしょう?
自分よりも大きな自転車・子どもなどを獲物だと思った途端、ひるむことなく突進し、小さい身体に秘めた大きな力で、噛みついてしまうかもしれません。ハンターとして優秀な能力は、飼い主さんにとっては、噛みつく「悪い癖」でしかありませんね…。
運動が足りずに欲求不満になると、攻撃的になって噛みつくかもしれません。そのため、毎日の散歩に、頭を使ったゲームなども取り入れ、狩猟本能を発揮させてあげましょう。ボールやフリスビーで遊んだり、隠したおもちゃを探す簡単なゲームなどがお勧めです。飼い主さんと愛犬が一緒に楽しめば、噛みつきを減らせるだけでなく、絆を深めることもできるでしょう。
遊び攻撃行動
ジャックラッセルテリアは、家族にとても愛情深く接します。そして、飼い主さんに遊んでもらうことが大好きなので、興奮してエスカレートすると、噛みついてしまうかもしれません。
愛犬と遊ぶとき、興奮し過ぎたら、オスワリやマテなどで落ち着かせましょう。もし、愛犬が噛んだら、遊びを一旦中止します。遊びの続きをする場合、落ち着いた頃を見計らって始めるようにしましょう。これを続けて遊び中に噛みつきかなくれば、飼い主さんも愛犬も楽しく過ごせる時間が増えるでしょう。
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- 凛とした佇まいが武士を思わせる柴犬、胴長短足でがっちりしたコーギー、犬の中で最も賢いと言われているボーダーコリー。これらの犬は国内での飼育頭数が多い人気犬種ですが、吠える、噛みつくといったトラブルが思いの外多い犬種でもあるのです。子犬の頃から一緒にいるのに「柴犬って飼いにくい…」「うちのボーダーコリーは運動不足なのかストレスで噛む」「コーギーが狂気的に噛んでくる」なんて声も聞きます。これらは犬が賢くて忠実な性質を持っているがために起こってしまうのです。