犬が噛みつくその理由とは
「飼ってる柴犬が飼い主まで噛んでしまう」
「犬の散歩中、近づいてくる人に噛みついてしまった」
「ダックスフンドの噛み癖がヒドイからなおしたい」
「うちのジャックが本気噛みするから手が血だらけ」
「噛むから飼い犬を処分しようかな・・・」
我が子同然に可愛がっている愛犬の噛みグセが酷くてお悩みの飼い主さんは少なくありません。このページを読まれているということは、あなたも愛犬の噛みつきでお困りではないかと思います。
「飼われている犬なのに、なぜ飼い主まで噛んでしまうのだろう?」見た目の可愛らしさとは裏腹に、噛みつきが激しい犬は沢山います。
でも、もう犬の噛み癖で頭を悩ませる必要はありません。あなたが「犬の噛みつきをなおしたい・何とかしたい」と考えたその瞬間から、愛犬の噛つきを直す一歩を踏み出したからです。そもそも、なぜ愛犬が噛みついてしまうのでしょう?
犬が噛みついてしまったとしたら、ふつうは犬だけが悪いと思いますよね。果たして、愛犬が噛んだのは、飼い主さんにイタズラしよう、困らせようとしたからですか?
愛犬が噛みついてしまうのは、我慢の限界を迎えてしまった時に噛んでしまうということです。では、愛犬を限界を超えるまで追い詰めてしまったものは、なんでしょう。
犬は、特に小型犬はかわいい見た目からは想像できませんが、遺伝的に攻撃行動する本能を秘めています。それなのに、現代の日本で室内犬として過ごしていると攻撃行動をするチャンスはありません。
日頃、お散歩など運動していれば攻撃欲求も発散できますが、運動不足などで抑圧されるとストレスがたまっていきます。すると、攻撃的になっていき、ついに愛犬の我慢の限界を超えると噛みついてしまうのです。
あなたの愛犬の噛みつきがどの攻撃行動にあてはまるかチェックしてみてください。
優位性攻撃行動
群れでの順位付けで、優位に立つために噛みついたりと、攻撃することがあります。
時と場合によって、攻撃したりしなかったりします。特定の人にだけ噛みつくこともあります。犬が葛藤していたり、不安なときに優位性攻撃をしてしまう、という説が有力です。
縄張り性攻撃行動
ほかの犬や人に縄張りに入られたと感じると、噛みつきます。
恐怖性攻撃行動
恐怖を感じると、反射的に噛みつくなど、攻撃してしまいます。
最初は怖がってとっさに噛みますが、嫌なことを撃退・回避出来てしまったりすると、次は自ら積極的に噛みつこうとします。
捕食性攻撃行動
通常であれば、唸ったり興奮した後に、噛みつきます。
捕食性攻撃では、興奮・恐怖など感情が高まりが見られず、とっさに噛む場合が多いようです。小型犬・猫・乳幼児・高齢者などを狙って噛みつきやすいので、すれ違う場合には、注意しましょう。
遊び攻撃行動
飼い主さんご家族・同居犬と遊んでいて、興奮しすぎて噛みつかれたり、といったことはありませんでしたか?
若い時期に多く、遊びの延長で噛んできます。
破壊行動
遺伝的傾向や、欲求不満で攻撃します。
愛犬に当てはまるの噛み付き行動はいくつありましたか?
これらの攻撃行動がいくつか複雑に絡み合って噛んでしまうのです。