肥満細胞腫 漢方

犬の肥満細胞腫などのガン治療にキノコが注目されている?!

 

 

免疫力を高めて肥満細胞腫を治療する、抗がん剤に頼らない免疫療法

 

肥満細胞腫 キノコ

 

愛犬の体に肥満細胞腫が発生しているのを見つけたら、先ずは外科手術で腫瘍を切除する、という治療方法を選択することになります。しかし、腫瘍を取り除いたからといって安心できないのが肥満細胞腫です。

 

 

完全に取り除けていればいいのですが、病理組織検査を行ったときに腫瘍の残存が確認されたり(グレード0)、肥満細胞腫が再発したり、気づかないうちに他へ転移していたりすることがあります。そのような場合、あなたならどうしますか?

 

 

 

肥満細胞腫の怖さを知ると肥満細胞腫と診断されただけで不安や心配の波に襲われてしまうのに、完治できていないとなると様々なことが頭をよぎってしまうのではないでしょうか。

 

 

手術で肥満細胞腫を除去したあと、今後どのような治療を行っていくかについては獣医師と相談しながら進めていくことになります。もちろん、腫瘍のグレードやステージがどの段階にあるのかで治療方法が違ってきますが、抗がん剤を投与したり放射線をあてたりすることになるでしょう。

 

 

放射線治療が行える動物病院は限られているので、大半は抗がん剤による治療になるかと思います。どのような抗がん剤を用いるのかについては、肥満細胞腫がどのような状態であるのか、肥満細胞腫への効果、体の負担を見ながらとなるため、獣医師の裁量となります。

 

 

 

犬の肥満細胞腫の治療にイマチニブ製剤であるグリベックやジェネリック薬が使われています。

 

イマチニブ製剤は他の抗がん剤と比べて副作用が少ないため、犬の体に負担をかけないで肥満細胞腫の治療をすることができますが、動物病院がどのような抗がん剤を用いるのかについては獣医師に尋ねてみるしかありません。

 

 

使用する抗がん剤によっては副作用が強くでることもあるので、できれば抗がん剤を使わない治療をしたいと考える飼い主さんも少なくはないでしょう。獣医師の中には、抗がん剤でなくメシマコブやアガリクス、漢方薬といった天然成分を用いた肥満細胞腫治療を行っている方もいます。

 

 

あい動物病院 : 肥満細胞腫の犬にメシマコブを投与した症例

 

 

 

抗腫瘍効果があるとされるキノコ「メシマコブ」と「アガリクス」

 

 

アガリクス 画像  メシマコブ 画像

画像引用元 : アガリクス(左)wikipedia、 メシマコブ(右)健然工房

 

 

 

「キノコが肥満細胞腫に効く?!」と疑ってしまいそうですよね。でも、侮ってはいけません。

 

メシマコブのガンに対する有効性は昔から知られていますし、アガリクスに関しては、抗腫瘍効果や血糖値を下げる作用などがあるとの報告が複数の研究機関からなされていて、どちらも抗腫瘍効果が期待できるものとして注目されているのです。つまり、メシマコブとアガリクス、どちらも生体の免疫機能を活性化させ、低下している免疫能を増強させるといった免疫賦活作用があるのです。

 

 

 

基礎研究でわかった「メシマコブ」の4大抗ガン効果とは

 

ペット用メシマコブはこんなにも種類が豊富

 

 

 

抗がん剤を用いた化学療法はガン細胞を殺す直接的なものですが、アガリクスやメシマコブなどはがん細胞そのものに直に働きかけるのではなく、免疫細胞を強化することで間接的にガン細胞を攻撃します。

 

「愛犬の弱った体に抗がん剤を使うのが怖い」、「免疫力を高めて肥満細胞腫が再発しないようにしたい」、「腫瘍の摘出手術をしたけど転移していないか心配だ」、「抗がん剤と併用できるサプリメントを探している」、このような場合にメシマコブやアガリクスが適しているといえるでしょう。

 

 

しかし、免疫療法としてメシマコブやアガリクスを愛犬に与えたからといってすぐさま効果が表れるとは言えません。長期的な服用となってしまいます。また、その価格が難点と言えます。品質の良いものは値段がそれなりにします。何を選択するかは飼い主さんに委ねられますが、高品質なものほど値段も比例します。

 

販売されているメシマコブやアガリクスは玉石混交で、物によっては品質が一定しないことも少なくありません。選ぶ際には信頼できるメーカーのものをお選びになられることをおすすめします。

 

 

肥満細胞腫と診断された愛犬にアガリクスを飲ませたその経験談

 

 

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